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朝の祈り(第一時課)

神に夜を感謝し、キリストの復活の光によって新しい日を照らしてくださるよう願います。

各時の序文

父と子と聖霊のみ名によって

唯一の神、アーメン。

主よ、憐れみたまえ。主よ、憐れみたまえ。主よ、祝福したまえ。アーメン。

栄光は父と子と聖霊に。今も、いつも、世々の世々に至るまで、アーメン。

主の祈り

だから、あなたがたはこう祈りなさい、 天にいますわれらの父よ、 御名があがめられますように。

御国がきますように。 みこころが天に行われるとおり、 地にも行われますように。

わたしたちの日ごとの食物を、 きょうもお与えください。

わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、 わたしたちの負債をもおゆるしください。

わたしたちを試みに会わせないで、 悪しき者からお救いください。

感謝の祈り

善を造り給う憐れみ深い神、われらの主であり神、救い主イエス・キリストの御父に感謝しよう。主は、わたしたちを覆い守り、助け、保ち、みもとに受け入れ、憐れみ、支え、この時に至らせてくださったからである。さらにまた願い求めよう。この聖なる日と、われらの一生のすべての日を、全き平安のうちに守ってくださるように。万物を統べ治める主なるわが神よ。

主なる神、全能者、われらの主であり神、救い主イエス・キリストの御父よ、わたしたちはすべての場合において、またすべてのことのために、そしてすべての状況にあって、あなたに感謝します。あなたはわたしたちを覆い、助け、守り、みもとに受け入れ、憐れみ、支え、この時に至らせてくださいました。

このために、慈しみ深き人を愛する方よ、あなたの善意により、願い求めます。この聖なる日と、われらの一生のすべての日を、あなたへの畏れをもって、全き平安のうちに全うさせてください。すべての妬み、すべての試み、悪魔のあらゆる業、邪悪な人々の陰謀、見えない敵と見える敵の起こりを、わたしたちから、あなたのすべての民から、このあなたの聖なる場所から、取り去ってください。善く有益なものは、わたしたちに与えてください。あなたは蛇と蠍と敵のあらゆる力を踏み砕く権威を、わたしたちに授けられた方だからです。わたしたちを試みに遭わせず、悪しき者から救い出してください。

あなたの独り子、われらの主であり神、救い主イエス・キリストに属する恵みと慈しみと人への愛によって。彼を通して、あなたに、命を与える聖霊とともに、ふさわしい栄光と尊崇と力と礼拝がささげられます。今も、いつも、世々の世々に至るまで、アーメン。

詩編 50

全能者なる神、主は詔して、 日の出るところから日の入るところまで あまねく地に住む者を召し集められる。

神は麗しさのきわみであるシオンから光を放たれる。

われらの神は来て、もだされない。 み前には焼きつくす火があり、 そのまわりには、はげしい暴風がある。

神はその民をさばくために、 上なる天および地に呼ばわれる、

「いけにえをもってわたしと契約を結んだ わが聖徒をわたしのもとに集めよ」と。

天は神の義をあらわす、 神はみずから、さばきぬしだからである。〔セラ

「わが民よ、聞け、わたしは言う。 イスラエルよ、わたしはあなたにむかって あかしをなす。 わたしは神、あなたの神である。

わたしがあなたを責めるのは、 あなたのいけにえのゆえではない。 あなたの燔祭はいつもわたしの前にある。

わたしはあなたの家から雄牛を取らない。 またあなたのおりから雄やぎを取らない。

林のすべての獣はわたしのもの、 丘の上の千々の家畜もわたしのものである。

わたしは空の鳥をことごとく知っている。 野に動くすべてのものはわたしのものである。

たといわたしは飢えても、あなたに告げない、 世界とその中に満ちるものとは わたしのものだからである。

わたしは雄牛の肉を食べ、 雄やぎの血を飲むだろうか。

感謝のいけにえを神にささげよ。 あなたの誓いをいと高き者に果せ。

悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、 あなたはわたしをあがめるであろう」。

しかし神は悪しき者に言われる、 「あなたはなんの権利があってわたしの定めを述べ、 わたしの契約を口にするのか。

あなたは教を憎み、わたしの言葉を捨て去った。

あなたは盗びとを見ればこれとむつみ、 姦淫を行う者と交わる。

あなたはその口を悪にわたし、 あなたの舌はたばかりを仕組む。

あなたは座してその兄弟をそしり、 自分の母の子をののしる。

あなたがこれらの事をしたのを、わたしが黙っていたので、 あなたはわたしを全く自分とひとしい者と思った。 しかしわたしはあなたを責め、 あなたの目の前にその罪をならべる。

神を忘れる者よ、このことを思え。 さもないとわたしはあなたをかき裂く。 そのときだれも助ける者はないであろう。

感謝のいけにえをささげる者はわたしをあがめる。 自分のおこないを慎む者にはわたしは神の救を示す」。

祈りの開始(来たれ、拝もう—パウロ書簡—教会の信仰より)

来たれ、拝もう。来たれ、われらの神なるキリストに願い求めよう。来たれ、拝もう、われらの王なるキリストに請い願おう。来たれ、拝もう、われらの救い主なるキリストに憐れみを乞おう。われらの主イエス・キリスト、神の言(ことば)なるわれらの神よ、聖なるマリアとすべての聖人たちの執り成しによって、われらを守り、良き初めを始めさせ給え。御旨のままに、とこしえに、われらを憐れみたまえ。夜は過ぎ去りました。主よ、感謝します。今日この日を罪なく守り、われらを救ってくださるよう願い求めます。

パウロ書簡 エフェソの信徒への手紙(4:1-5)

主にある囚人であるわたしは、あなたがたが召しにふさわしく歩むように勧めます。いっさいの謙遜と柔和と寛容をもって、愛をもって互いに忍び合い、平和のきずなで御霊の一致を熱心に保ちなさい。からだは一つ、御霊は一つであり、あなたがたが召されたときの望みも一つです。主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つです。

教会の信仰より

唯一の神、すべての者の父なる神は一人である。唯一の御子、イエス・キリスト、言(ことば)は一人である。彼は受肉し、死に、三日目に死者のうちより復活し、われらをも共に起こされた。慰め主であり、独自の位格をもつ聖霊は一人で、父より発出し、全世界を清める。われらに、唯一の神性と唯一の本性において、至聖三位一体を礼拝することを教える。われらは世々に至るまで、主を賛美し、祝福する。アーメン。

使徒パウロの書簡(エフェソの信徒への手紙 4:1-5)

さて、主にある囚人であるわたしは、あなたがたに勧める。あなたがたが召されたその召しにふさわしく歩き、

できる限り謙虚で、かつ柔和であり、寛容を示し、愛をもって互に忍びあい、

平和のきずなで結ばれて、聖霊による一致を守り続けるように努めなさい。

からだは一つ、御霊も一つである。あなたがたが召されたのは、一つの望みを目ざして召されたのと同様である。

主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ。

祝福された日中の朝課の祈りを、わが王であり神であるキリストにささげ、わが罪の赦しを願う。

われらの師であり預言者ダビデの詩編より。その祝福がわれらの上にありますように。アーメン。

祝福された日の朝の祈り

¶ 悪しき者のはかりごとに歩まず、 罪びとの道に立たず、 あざける者の座にすわらぬ人はさいわいである。

このような人は主のおきてをよろこび、 昼も夜もそのおきてを思う。

このような人は流れのほとりに植えられた木の 時が来ると実を結び、 その葉もしぼまないように、 そのなすところは皆栄える。

悪しき者はそうでない、 風の吹き去るもみがらのようだ。

それゆえ、悪しき者はさばきに耐えない。 罪びとは正しい者のつどいに立つことができない。

主は正しい者の道を知られる。 しかし、悪しき者の道は滅びる。

我らの父、預言者にして王ダビデの詩編より

なにゆえ、もろもろの国びとは騒ぎたち、 もろもろの民はむなしい事をたくらむのか。

地のもろもろの王は立ち構え、 もろもろのつかさはともに、はかり、 主とその油そそがれた者とに逆らって言う、

「われらは彼らのかせをこわし、 彼らのきずなを解き捨てるであろう」と。

天に座する者は笑い、 主は彼らをあざけられるであろう。

そして主は憤りをもって彼らに語り、 激しい怒りをもって彼らを恐れ惑わせて言われる、

「わたしはわが王を聖なる山シオンに立てた」と。

わたしは主の詔をのべよう。 主はわたしに言われた、「おまえはわたしの子だ。 きょう、わたしはおまえを生んだ。

わたしに求めよ、わたしはもろもろの国を 嗣業としておまえに与え、 地のはてまでもおまえの所有として与える。

おまえは鉄のつえをもって彼らを打ち破り、 陶工の作る器物のように彼らを 打ち砕くであろう」と。

それゆえ、もろもろの王よ、賢くあれ、 地のつかさらよ、戒めをうけよ。

恐れをもって主に仕え、おののきをもって

その足に口づけせよ。 さもないと主は怒って、 あなたがたを道で滅ぼされるであろう、 その憤りがすみやかに燃えるからである。 すべて主に寄り頼む者はさいわいである。

詩編 1

¶ 悪しき者のはかりごとに歩まず、 罪びとの道に立たず、 あざける者の座にすわらぬ人はさいわいである。

このような人は主のおきてをよろこび、 昼も夜もそのおきてを思う。

このような人は流れのほとりに植えられた木の 時が来ると実を結び、 その葉もしぼまないように、 そのなすところは皆栄える。

悪しき者はそうでない、 風の吹き去るもみがらのようだ。

それゆえ、悪しき者はさばきに耐えない。 罪びとは正しい者のつどいに立つことができない。

主は正しい者の道を知られる。 しかし、悪しき者の道は滅びる。

詩編 2

なにゆえ、もろもろの国びとは騒ぎたち、 もろもろの民はむなしい事をたくらむのか。

地のもろもろの王は立ち構え、 もろもろのつかさはともに、はかり、 主とその油そそがれた者とに逆らって言う、

「われらは彼らのかせをこわし、 彼らのきずなを解き捨てるであろう」と。

天に座する者は笑い、 主は彼らをあざけられるであろう。

そして主は憤りをもって彼らに語り、 激しい怒りをもって彼らを恐れ惑わせて言われる、

「わたしはわが王を聖なる山シオンに立てた」と。

わたしは主の詔をのべよう。 主はわたしに言われた、「おまえはわたしの子だ。 きょう、わたしはおまえを生んだ。

わたしに求めよ、わたしはもろもろの国を 嗣業としておまえに与え、 地のはてまでもおまえの所有として与える。

おまえは鉄のつえをもって彼らを打ち破り、 陶工の作る器物のように彼らを 打ち砕くであろう」と。

それゆえ、もろもろの王よ、賢くあれ、 地のつかさらよ、戒めをうけよ。

恐れをもって主に仕え、おののきをもって

その足に口づけせよ。 さもないと主は怒って、 あなたがたを道で滅ぼされるであろう、 その憤りがすみやかに燃えるからである。 すべて主に寄り頼む者はさいわいである。

詩編 3

主よ、わたしに敵する者のいかに多いことでしょう。 わたしに逆らって立つ者が多く、

「彼には神の助けがない」と、 わたしについて言う者が多いのです。〔セラ

しかし主よ、あなたはわたしを囲む盾、わが栄え、 わたしの頭を、もたげてくださるかたです。

わたしが声をあげて主を呼ばわると、 主は聖なる山からわたしに答えられる。〔セラ

わたしはふして眠り、また目をさます。 主がわたしをささえられるからだ。

わたしを囲んで立ち構える ちよろずの民をもわたしは恐れない。

主よ、お立ちください。 わが神よ、わたしをお救いください。 あなたはわたしのすべての敵のほおを打ち、 悪しき者の歯を折られるのです。

救は主のものです。 どうかあなたの祝福が あなたの民の上にありますように。〔セラ

詩編 4

わたしの義を助け守られる神よ、 わたしが呼ばわる時、お答えください。 あなたはわたしが悩んでいた時、 わたしをくつろがせてくださいました。 わたしをあわれみ、わたしの祈をお聞きください。

人の子らよ、いつまでわたしの誉をはずかしめるのか。 いつまでむなしい言葉を愛し、 偽りを慕い求めるのか。〔セラ

しかしあなたがたは知るがよい、 主は神を敬う人をご自分のために聖別されたことを。 主はわたしが呼ばわる時におききくださる。

あなたがたは怒っても、罪を犯してはならない。 床の上で静かに自分の心に語りなさい。〔セラ

義のいけにえをささげて主に寄り頼みなさい。

多くの人は言う、 「どうか、わたしたちに良い事が見られるように。 主よ、どうか、み顔の光を わたしたちの上に照されるように」と。

あなたがわたしの心にお与えになった喜びは、 穀物と、ぶどう酒の豊かな時の喜びに まさるものでした。

わたしは安らかに伏し、また眠ります。 主よ、わたしを安らかにおらせてくださるのは、 ただあなただけです。

詩編 5

主よ、わたしの言葉に耳を傾け、 わたしの嘆きに、み心をとめてください。

わが王、わが神よ、 わたしの叫びの声をお聞きください。 わたしはあなたに祈っています。

主よ、朝ごとにあなたはわたしの声を聞かれます。 わたしは朝ごとにあなたのために いけにえを備えて待ち望みます。

あなたは悪しき事を喜ばれる神ではない。 悪人はあなたのもとに身を寄せることはできない。

高ぶる者はあなたの目の前に立つことはできない。 あなたはすべて悪を行う者を憎まれる。

あなたは偽りを言う者を滅ぼされる。 主は血を流す者と、人をだます者を忌みきらわれる。

しかし、わたしはあなたの豊かないつくしみによって、 あなたの家に入り、 聖なる宮にむかって、かしこみ伏し拝みます。

主よ、わたしのあだのゆえに、 あなたの義をもってわたしを導き、 わたしの前にあなたの道をまっすぐにしてください。

彼らの口には真実がなく、彼らの心には滅びがあり、 そののどは開いた墓、 その舌はへつらいを言うのです。

神よ、どうか彼らにその罪を負わせ、 そのはかりごとによって、みずから倒れさせ、 その多くのとがのゆえに彼らを追いだしてください。 彼らはあなたにそむいたからです。

しかし、すべてあなたに寄り頼む者を喜ばせ、 とこしえに喜び呼ばわらせてください。 また、み名を愛する者があなたによって 喜びを得るように、彼らをお守りください。

主よ、あなたは正しい者を祝福し、 盾をもってするように、 恵みをもってこれをおおい守られます。

詩編 6

主よ、あなたの怒りをもって、わたしを責めず、 あなたの激しい怒りをもって、 わたしを懲しめないでください。

主よ、わたしをあわれんでください。 わたしは弱り衰えています。 主よ、わたしをいやしてください。 わたしの骨は悩み苦しんでいます。

わたしの魂もまたいたく悩み苦しんでいます。 主よ、あなたはいつまでお怒りになるのですか。

主よ、かえりみて、わたしの命をお救いください。 あなたのいつくしみにより、わたしをお助けください。

死においては、あなたを覚えるものはなく、 陰府においては、だれがあなたを ほめたたえることができましょうか。

わたしは嘆きによって疲れ、 夜ごとに涙をもって、わたしのふしどをただよわせ、 わたしのしとねをぬらした。

わたしの目は憂いによって衰え、 もろもろのあだのゆえに弱くなった。

すべて悪を行う者よ、わたしを離れ去れ。 主はわたしの泣く声を聞かれた。

主はわたしの願いを聞かれた。 主はわたしの祈をうけられる。

わたしの敵は恥じて、いたく悩み苦しみ、 彼らは退いて、たちどころに恥をうけるであろう。

詩編 8

主、われらの主よ、あなたの名は地にあまねく、 いかに尊いことでしょう。 あなたの栄光は天の上にあり、

みどりごと、ちのみごとの口によって、 ほめたたえられています。 あなたは敵と恨みを晴らす者とを静めるため、 あだに備えて、とりでを設けられました。

わたしは、あなたの指のわざなる天を見、 あなたが設けられた月と星とを見て思います。

人は何者なので、これをみ心にとめられるのですか、 人の子は何者なので、これを顧みられるのですか。

ただ少しく人を神よりも低く造って、 栄えと誉とをこうむらせ、

これにみ手のわざを治めさせ、 よろずの物をその足の下におかれました。

すべての羊と牛、また野の獣、

空の鳥と海の魚、海路を通うものまでも。

主、われらの主よ、あなたの名は地にあまねく、 いかに尊いことでしょう。

詩編 11

わたしは主に寄り頼む。 なにゆえ、あなたがたはわたしにむかって言うのか、 「鳥のように山にのがれよ。

見よ、悪しき者は、暗やみで、 心の直き者を射ようと弓を張り、 弦に矢をつがえている。

基が取りこわされるならば、 正しい者は何をなし得ようか」と。

主はその聖なる宮にいまし、主のみくらは天にあり、 その目は人の子らをみそなわし、 そのまぶたは人の子らを調べられる。

主は正しき者をも、悪しき者をも調べ、 そのみ心は乱暴を好む者を憎まれる。

主は悪しき者の上に炭火と硫黄とを降らせられる。 燃える風は彼らがその杯にうくべきものである。

主は正しくいまして、 正しい事を愛されるからである。 直き者は主のみ顔を仰ぎ見るであろう。

詩編 12

主よ、お助けください。神を敬う人は絶え、 忠信な者は人の子らのなかから消えうせました。

人はみなその隣り人に偽りを語り、 へつらいのくちびると、ふたごころとをもって語る。

主はすべてのへつらいのくちびると、 大きな事を語る舌とを断たれるように。

彼らは言う、「わたしたちは舌をもって勝を得よう、 わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、 だれがわたしたちの主人であるか」と。

主は言われる、「貧しい者がかすめられ、 乏しい者が嘆くゆえに、わたしはいま立ちあがって、 彼らをその慕い求める安全な所に置こう」と。

主のことばは清き言葉である。 地に設けた炉で練り、七たびきよめた銀のようである。

主よ、われらを保ち、 とこしえにこの人々から免れさせてください。

卑しい事が人の子のなかにあがめられている時、 悪しき者はいたる所でほしいままに歩いています。

詩編 14

愚かな者は心のうちに「神はない」と言う。 彼らは腐れはて、憎むべき事をなし、 善を行う者はない。

主は天から人の子らを見おろして、 賢い者、神をたずね求める者が あるかないかを見られた。

彼らはみな迷い、みなひとしく腐れた。 善を行う者はない、ひとりもない。

すべて悪を行う者は悟りがないのか。 彼らは物食うようにわが民をくらい、 また主を呼ぶことをしない。

その時、彼らは大いに恐れた。 神は正しい者のやからと共におられるからである。

あなたがたは貧しい者の計画を はずかしめようとする。 しかし主は彼の避け所である。

どうか、シオンからイスラエルの救が出るように。 主がその民の繁栄を回復されるとき、 ヤコブは喜び、イスラエルは楽しむであろう。

詩編 15

主よ、あなたの幕屋にやどるべき者はだれですか、 あなたの聖なる山に住むべき者はだれですか。

直く歩み、義を行い、心から真実を語る者、

その舌をもってそしらず、その友に悪をなさず、 隣り人に対するそしりを取りあげず、

その目は神に捨てられた者を卑しめ、 主を恐れる者を尊び、 誓った事は自分の損害になっても変えることなく、

利息をとって金銭を貸すことなく、まいないを取って 罪のない者の不利をはかることをしない人である。 これらの事を行う者は とこしえに動かされることはない。

詩編 18

わが力なる主よ、わたしはあなたを愛します。

主はわが岩、わが城、わたしを救う者、 わが神、わが寄り頼む岩、 わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです。

わたしはほめまつるべき主に呼ばわって、 わたしの敵から救われるのです。

死の綱は、わたしを取り巻き、 滅びの大水は、わたしを襲いました。

陰府の綱は、わたしを囲み、 死のわなは、わたしに立ちむかいました。

わたしは悩みのうちに主に呼ばわり、 わが神に叫び求めました。 主はその宮からわたしの声を聞かれ、 主にさけぶわたしの叫びがその耳に達しました。

そのとき地は揺れ動き、山々の基は震い動きました。 主がお怒りになったからです。

煙はその鼻から立ちのぼり、 火はその口から出て焼きつくし、 炭はそれによって燃えあがりました。

主は天をたれて下られ、 暗やみがその足の下にありました。

主はケルブに乗って飛び、風の翼をもってかけり、

やみをおおいとして、自分のまわりに置き、 水を含んだ暗い濃き雲をその幕屋とされました。

そのみ前の輝きから濃き雲を破って、 ひょうと燃える炭とが降ってきました。

主はまた天に雷をとどろかせ、 いと高き者がみ声を出されると、 ひょうと燃える炭とが降ってきました。

主は矢を放って彼らを散らし、 いなずまをひらめかして彼らを打ち敗られました。

主よ、そのとき、あなたのとがめと、 あなたの鼻のいぶきとによって、海の底はあらわれ、 地の基があらわになったのです。

主は高い所からみ手を伸べて、わたしを捕え、 大水からわたしを引きあげ、

わたしの強い敵と、わたしを憎む者とから わたしを助け出されました。 彼らはわたしにまさって強かったからです。

彼らはわたしの災の日にわたしを襲いました。 しかし主はわたしのささえとなられました。

主はわたしを広い所につれ出し、 わたしを喜ばれるがゆえに、わたしを助けられました。

主はわたしの義にしたがってわたしに報い、 わたしの手の清きにしたがって わたしに報いかえされました。

わたしは主の道を守り、 悪意をもって、わが神を離れたことがなかったのです、

そのすべてのおきてはわたしの前にあって、 わたしはその定めを捨てたことがなかったのです。

わたしは主の前に欠けたところがなく、 自分を守って罪を犯しませんでした。

このゆえに主はわたしの義にしたがい、 その目の前にわたしの手の清きにしたがって わたしに報いられました。

あなたはいつくしみある者には、 いつくしみある者となり、 欠けたところのない者には、 欠けたところのない者となり、

清い者には、清い者となり、 ひがんだ者には、ひがんだ者となられます。

あなたは苦しんでいる民を救われますが、 高ぶる目をひくくされるのです。

あなたはわたしのともしびをともし、 わが神、主はわたしのやみを照されます。

まことに、わたしはあなたによって敵軍を打ち破り、 わが神によって城壁をとび越えることができます。

この神こそ、その道は完全であり、 主の言葉は真実です。 主はすべて寄り頼む者の盾です。

主のほかに、だれが神でしょうか。 われらの神のほかに、だれが岩でしょうか。

神はわたしに力を帯びさせ、 わたしの道を安全にされました。

神はわたしの足をめじかの足のようにされ、 わたしを高い所に安全に立たせ、

わたしの手を戦いに慣らされたので、 わたしの腕は青銅の弓をもひくことができます。

あなたはその救の盾をわたしに与え、 あなたの右の手はわたしをささえ、 あなたの助けはわたしを大いなる者とされました。

あなたがわたしの歩む所を広くされたので、 わたしの足はすべらなかったのです。

わたしは敵を追って、これに追いつき、 これを滅ぼしつくすまでは帰らなかったのです。

わたしが彼らを突き通したので、 彼らは立ちあがることができず、 わたしの足もとに倒れました。

あなたは戦いのためにわたしに力を帯びさせ、 わたしに立ち向かう者らをわたしのもとに、 かがませられました。

あなたは敵にその後をわたしに向けさせられたので、 わたしは自分を憎む者を滅ぼしました。

彼らは助けを叫び求めたが、救う者はなく、 主にむかって叫んだけれども、 彼らに答えられなかったのです。

わたしは彼らを風の前のちりのように細かに砕き、 ちまたの泥のように打ち捨てました。

あなたは民の争いからわたしを救い、 わたしをもろもろの国民のかしらとされました。 わたしの知らなかった民がわたしに仕えました。

彼らはわたしの事を聞くと、ただちにわたしに従い、 異邦の人々はきて、わたしにへつらいました。

異邦の人々は打ちしおれて、 その城から震えながら出てきました。

主は生きておられます。わが岩はほむべきかな。 わが救の神はあがむべきかな。

神はわたしにあだを報いさせ、 もろもろの民をわたしのもとに従わせ、

わたしの敵からわたしを救い出されました。 まことに、あなたはわたしに逆らって 起りたつ者の上にわたしをあげ、 不法の人からわたしを救い出されました。

このゆえに主よ、 わたしはもろもろの国民のなかであなたをたたえ、 あなたのみ名をほめ歌います。

主はその王に大いなる勝利を与え、 その油そそがれた者に、ダビデとその子孫とに、 とこしえにいつくしみを加えられるでしょう。

詩編 24

地と、それに満ちるもの、 世界と、そのなかに住む者とは主のものである。

主はその基を大海のうえにすえ、 大川のうえに定められた。

主の山に登るべき者はだれか。 その聖所に立つべき者はだれか。

手が清く、心のいさぎよい者、 その魂がむなしい事に望みをかけない者、 偽って誓わない者こそ、その人である。

このような人は主から祝福をうけ、 その救の神から義をうける。

これこそ主を慕う者のやから、 ヤコブの神の、み顔を求める者のやからである。〔セラ

門よ、こうべをあげよ。とこしえの戸よ、あがれ。 栄光の王がはいられる。

栄光の王とはだれか。 強く勇ましい主、戦いに勇ましい主である。

門よ、こうべをあげよ。とこしえの戸よ、あがれ。 栄光の王がはいられる。

この栄光の王とはだれか。万軍の主、これこそ栄光の王である。〔セラ

詩編 26

主よ、わたしをさばいてください。 わたしは誠実に歩み、 迷うことなく主に信頼しています。

主よ、わたしをためし、わたしを試み、 わたしの心と思いとを練りきよめてください。

あなたのいつくしみはわたしの目の前にあり、 わたしはあなたのまことによって歩みました。

わたしは偽る人々と共にすわらず、 偽善者と交わらず、

悪を行う者のつどいを憎み、 悪しき者と共にすわることをしません。

主よ、わたしは手を洗って、罪のないことを示し、 あなたの祭壇をめぐって、

感謝の歌を声高くうたい、 あなたのくすしきみわざをことごとくのべ伝えます。

主よ、わたしはあなたの住まわれる家と、 あなたの栄光のとどまる所とを愛します。

どうか、わたしを罪びとと共に、 わたしのいのちを、血を流す人々と共に、 取り去らないでください。

彼らの手には悪い企てがあり、 彼らの右の手は、まいないで満ちています。

しかしわたしは誠実に歩みます。 わたしをあがない、わたしをあわれんでください。

わたしの足は平らかな所に立っています。 わたしは会衆のなかで主をたたえましょう。

詩編 62

わが魂はもだしてただ神をまつ。 わが救は神から来る。

神こそわが岩、わが救、 わが高きやぐらである。 わたしはいたく動かされることはない。

あなたがたは、いつまで人に押し迫るのか。 あなたがたは皆、傾いた石がきのように、 揺り動くまがきのように人を倒そうとするのか。

彼らは人を尊い地位から落そうとのみはかり、 偽りを喜び、その口では祝福し、 心のうちではのろうのである。〔セラ

わが魂はもだしてただ神をまつ。 わが望みは神から来るからである。

神こそわが岩、わが救、 わが高きやぐらである。 わたしは動かされることはない。

わが救とわが誉とは神にある。 神はわが力の岩、わが避け所である。

民よ、いかなる時にも神に信頼せよ。 そのみ前にあなたがたの心を注ぎ出せ。 神はわれらの避け所である。〔セラ

低い人はむなしく、高い人は偽りである。 彼らをはかりにおけば、彼らは共に息よりも軽い。

あなたがたは、しえたげにたよってはならない。 かすめ奪うことに、むなしい望みをおいてはならない。 富の増し加わるとき、これに心をかけてはならない。

神はひとたび言われた、 わたしはふたたびこれを聞いた、 力は神に属することを。

主よ、いつくしみもまたあなたに属することを。 あなたは人おのおののわざにしたがって 報いられるからである。

詩編 66

全地よ、神にむかって喜び呼ばわれ。

そのみ名の栄光を歌え。 栄えあるさんびをささげよ。

神に告げよ。 「あなたのもろもろのみわざは恐るべきかな。 大いなるみ力によって、あなたの敵はみ前に屈服し、

全地はあなたを拝み、あなたをほめうたい、 み名をほめうたうであろう」と。〔セラ

来て、神のみわざを見よ。 人の子らにむかってなされることは恐るべきかな。

神は海を変えて、かわいた地とされた。 人々は徒歩で川を渡った。 その所でわれらは神を喜んだ。

神は大能をもって、とこしえに統べ治め、 その目はもろもろの国民を監視される。 そむく者はみずからを高くしてはならない。〔セラ

もろもろの民よ、われらの神をほめよ。 神をほめたたえる声を聞えさせよ。

神はわれらを生きながらえさせ、 われらの足のすべるのをゆるされない。

神よ、あなたはわれらを試み、 しろがねを練るように、われらを練られた。

あなたはわれらを網にひきいれ、 われらの腰に重き荷を置き、

人々にわれらの頭の上を乗り越えさせられた。 われらは火の中、水の中を通った。 しかしあなたはわれらを広い所に導き出された。

わたしは燔祭をもってあなたの家に行き、 わたしの誓いをあなたに果します。

これはわたしが悩みにあったとき、 わたしのくちびるの言い出したもの、 わたしの口が約束したものです。

わたしは肥えたものの燔祭を 雄羊のいけにえの煙と共にあなたにささげ、 雄牛と雄やぎとをささげます。〔セラ

すべて神を恐れる者よ、来て聞け。 神がわたしのためになされたことを告げよう。

わたしは声をあげて神に呼ばわり、 わが舌をもって神をあがめた。

もしわたしが心に不義をいだいていたならば、 主はお聞きにならないであろう。

しかし、まことに神はお聞きになり、 わが祈の声にみこころをとめられた。

神はほむべきかな。 神はわが祈をしりぞけず、 そのいつくしみをわたしから取り去られなかった。

詩編 69

神よ、わたしをお救いください。 大水が流れ来て、わたしの首にまで達しました。

わたしは足がかりもない深い泥の中に沈みました。 わたしは深い水に陥り、 大水がわたしの上を流れ過ぎました。

わたしは叫びによって疲れ、わたしののどはかわき、 わたしの目は神を待ちわびて衰えました。

ゆえなく、わたしを憎む者は わたしの頭の毛よりも多く、 偽ってわたしの敵となり、 わたしを滅ぼそうとする者は強いのです。 わたしは盗まなかった物をも 償わなければならないのですか。

神よ、あなたはわたしの愚かなことを 知っておられます。 わたしのもろもろのとがは あなたに隠れることはありません。

万軍の神、主よ、あなたを待ち望む者が わたしの事によって、 はずかしめられることのないようにしてください。 イスラエルの神よ、あなたを求める者が わたしの事によって、 恥を負わせられることのないようにしてください。

わたしはあなたのためにそしりを負い、 恥がわたしの顔をおおったのです。

わたしはわが兄弟には、知らぬ者となり、 わが母の子らには、のけ者となりました。

あなたの家を思う熱心がわたしを食いつくし、 あなたをそしる者のそしりが わたしに及んだからです。

わたしが断食をもってわたしの魂を悩ませば、 かえってそれによってそしりをうけました。

わたしが荒布を衣とすれば、 かえって彼らのことわざとなりました。

わたしは門に座する者の話題となり、 酔いどれの歌となりました。

しかし主よ、わたしはあなたに祈ります。 神よ、恵みの時に、 あなたのいつくしみの豊かなるにより、 わたしにお答えください。

あなたのまことの救により、 わたしを泥の中に沈まぬよう助け出してください。 わたしを憎む者から、 また深い水からわたしを助け出してください。

大水がわたしの上を流れ過ぎることなく、 淵がわたしをのむことなく、 穴がその口をわたしの上に閉じることのないように してください。

主よ、あなたのいつくしみの深きにより、 わたしにお答えください。 あなたのあわれみの豊かなるにより、 わたしを顧みてください。

あなたの顔をしもべに隠さないでください。 わたしは悩んでいるのです。 すみやかにわたしにお答えください。

わたしに近く寄って、わたしをあがない、 わが敵のゆえにわたしをお救いください。

あなたはわたしの受けるそしりと、 恥と、はずかしめとを知っておられます。 わたしのあだは皆あなたの前にあります。

そしりがわたしの心を砕いたので、 わたしは望みを失いました。 わたしは同情する者を求めたけれども、ひとりもなく、 慰める者を求めたけれども、ひとりも見ませんでした。

彼らはわたしの食物に毒を入れ、 わたしのかわいた時に酢を飲ませました。

彼らの前の食卓を網とし、 彼らが犠牲をささげる祭を、わなとしてください。

彼らの目を暗くして見えなくし、 彼らの腰を常に震わせ、

あなたの憤りを彼らの上にそそぎ、 あなたの激しい怒りを彼らに追いつかせてください。

彼らの宿営を荒し、 ひとりもその天幕に住まわせないでください。

彼らはあなたが撃たれた者を迫害し、 あなたが傷つけられた者をさらに苦しめるからです。

彼らに、罰に罰を加え、 あなたの赦免にあずからせないでください。

彼らをいのちの書から消し去って、 義人のうちに記録されることのないように してください。

しかしわたしは悩み苦しんでいます。 神よ、あなたの救が わたしを高い所に置かれますように。

わたしは歌をもって神の名をほめたたえ、 感謝をもって神をあがめます。

これは雄牛または角とひずめのある雄牛にまさって 主を喜ばせるでしょう。

へりくだる者は、これを見て喜べ。 神を求める者よ、あなたがたの心を生きかえらせよ。

主は乏しい者に聞き、 その捕われ人をかろしめられないからである。

天と地は主をほめたたえ、 海とその中に動くあらゆるものは主をほめたたえよ。

神はシオンを救い、 ユダの町々を建て直されるからである。 そのしもべらはそこに住んでこれを所有し、

そのしもべらの子孫はこれを継ぎ、 み名を愛する者はその中に住むであろう。

詩編 112

主をほめたたえよ。 主をおそれて、そのもろもろの戒めを 大いに喜ぶ人はさいわいである。

その子孫は地において強くなり、 正しい者のやからは祝福を得る。

繁栄と富とはその家にあり、 その義はとこしえに、うせることはない。

光は正しい者のために暗黒の中にもあらわれる。 主は恵み深く、あわれみに満ち、正しくいらせられる。

恵みを施し、貸すことをなし、 その事を正しく行う人はさいわいである。

正しい人は決して動かされることなく、 とこしえに覚えられる。

彼は悪いおとずれを恐れず、 その心は主に信頼してゆるがない。

その心は落ち着いて恐れることなく、 ついにそのあだについての願いを見る。

彼は惜しげなく施し、貧しい者に与えた。 その義はとこしえに、うせることはない。 その角は誉を得てあげられる。

悪しき者はこれを見て怒り、 歯をかみならして溶け去る。 悪しき者の願いは滅びる。

詩編 142

わたしは声を出して主に呼ばわり、 声を出して主に願い求めます。

わたしはみ前にわが嘆きを注ぎ出し、 み前にわが悩みをあらわします。

わが霊のわがうちに消えうせようとする時も、 あなたはわが道を知られます。 彼らはわたしを捕えようと わたしの行く道にわなを隠しました。

わたしは右の方に目を注いで見回したが、 わたしに心をとめる者はひとりもありません。 わたしには避け所がなく、 わたしをかえりみる人はありません。

主よ、わたしはあなたに呼ばわります。 わたしは言います、「あなたはわが避け所、 生ける者の地でわたしの受くべき分です。

どうか、わが叫びにみこころをとめてください。 わたしは、はなはだしく低くされています。 わたしを責める者から助け出してください。 彼らはわたしにまさって強いのです。

わたしをひとやから出し、 み名に感謝させてください。 あなたが豊かにわたしをあしらわれるので、 正しい人々はわたしのまわりに集まるでしょう」。

聖福音の朗読(ヨハネによる福音書 1:1-17)

¶ 初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。

この言は初めに神と共にあった。

すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。

この言に命があった。そしてこの命は人の光であった。

光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった。

ここにひとりの人があって、神からつかわされていた。その名をヨハネと言った。

この人はあかしのためにきた。光についてあかしをし、彼によってすべての人が信じるためである。

彼は光ではなく、ただ、光についてあかしをするためにきたのである。

すべての人を照すまことの光があって、世にきた。

彼は世にいた。そして、世は彼によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた。

彼は自分のところにきたのに、自分の民は彼を受けいれなかった。

しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。

それらの人は、血すじによらず、肉の欲によらず、また、人の欲にもよらず、ただ神によって生れたのである。

そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。

ヨハネは彼についてあかしをし、叫んで言った、「『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この人のことである」。

わたしたちすべての者は、その満ち満ちているものの中から受けて、めぐみにめぐみを加えられた。

律法はモーセをとおして与えられ、めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。

汝に平安

汝に平安。栄光に満ちた常に童貞である聖なる生神女、神の母、キリストの母よ、お願い申し上げます。われらの祈りをあなたの愛する御子のもとへと運び、われらの罪を赦してくださるよう願い求めてください。

まことの光であるキリスト・われらの神をお生みになった方に平安あれ。聖なる童貞女よ、主にわれらのために祈り、とりなしをもってわれらの魂に憐れみを施し、われらの罪をお赦しくださるよう願い求めてください。

聖なる生神女、マリアよ、全人類の忠実な執り成し手よ、あなたが御出産になったキリストの御前で、われらのために執り成し、われらの罪の赦しを恵んでいただけるよう願い求めてください。

まことの女王である童貞女よ、汝に平安。われらの種族の誉れよ、汝はインマヌエルをお生みになった。願い求めます、忠実なる執り成し手よ、われらを主イエス・キリストの御前で覚えてくださり、われらの罪をお赦しくださるように。

信経のはじめ

真の光の母よ、あなたを大いに崇め、聖なる童貞、生神女よ、あなたを讃えます。あなたは世の救い主をわれらにお生みになりました。主は来たりて、われらの魂を救われました。

われらの主、王であるキリストよ、栄光はあなたに。使徒たちの誉れ、殉教者の冠、義人たちの喜び、教会の堅固、罪の赦しよ。

われらは至聖三位一体を宣べ伝える。唯一の神性にして、これを礼拝し、讃美する。主よ、憐れみたまえ。主よ、憐れみたまえ。主よ、祝福したまえ。アーメン。

その後、祈る者は祈る:

主よ、わたしたちの祈りを聞き、わたしたちを憐れみ、わたしたちの罪をお赦しください。アーメン。

(主よ、憐れみたまえ)41回

Κύριε ἐλέησον キリエ・エレイソン(主よ、憐れみたまえ) 41回

聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな

聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主よ。天と地はあなたの栄光と誉れに満ちています。全能の父なる神よ、われらを憐れみたまえ。至聖三位一体よ、われらを憐れみたまえ。万軍の主なる神よ、われらと共にあれ。われらの艱難と苦難において、あなたのほか助ける者はないからです。

神よ、われらの悪しき業を解き、赦し、見逃したまえ。自ら進んで犯した罪も、不知のうちに犯した罪も、知って犯した罪も、不知に犯した罪も、隠れたるものも、現れたるものも。主よ、あなたの聖なる御名がわれらの上に呼ばれているゆえに、これらすべてを赦したまえ。主よ、あなたの憐れみによって、われらの罪によらずして。

そして、感謝してこう唱えるにふさわしくせしめ給え。「天にまします我らの父よ…」。

赦免

万軍の主なる神よ、代々に先立って在し、永遠にいまし、昼の輝きのために太陽を造り、すべての人に休みのための夜を造られた方よ。わたしたちは永遠の王よ、感謝します。あなたはこの夜を平安のうちに過ごさせ、わたしたちを朝の初めへと導いてくださいました。

このゆえに願い求めます。われらの王、永遠の王よ、あなたの御顔の光をわれらの上に輝かせ、あなたの神なる知識の光を、われらに照らしてください。主よ、われらを光の子、昼の子としてくださり、この一日を義と潔白と善き秩序をもって歩ませ、残りの生涯を躓きなく全うさせてください。あなたの独り子イエス・キリストと、あなたの聖なる御霊の賜物による恵みと慈しみと人への愛によって。今も、いつも、永遠に。アーメン。

別の赦免

光を発して進ませ、義人にも悪人にもその太陽を昇らせ、全世界を照らす光を造られた方よ、万物の主よ、われらの心と思いと悟りを照らしてください。現今のこの日をあなたに喜ばれるものとして歩むことを得させ、すべての悪しきもの、すべての罪、すべての敵対する力から守ってください。われらの主キリスト・イエスによって。あなたは、命を与える聖霊とともに、今も、いつも、世々の世々に至るまで、誉れを受けるべき方です。アーメン。

各時の終わりに唱える願い

神よ、われらを憐れみたまえ、さらに憐れみたまえ。あらゆる時、あらゆる刻に、天においても地においても、礼拝され、讃美される、善きキリスト・われらの神よ。忍耐深く、豊かな憐れみと多くの慈しみに満ち、義人を愛し、罪人を憐れむ—その最たる者はわたしです—。あなたは、罪人の死を望まず、むしろ悔い改めて生きることを望まれる方。来るべき良きものの約束のために、すべての人を救いへと招かれる方。

主よ、この時にも、またあらゆる時にも、われらの願いを受け入れてください。われらの歩みを平らにし、あなたの戒めを行うへと導いてください。わたしたちの霊を聖別し、からだを清め、思いを正し、意図を潔め、病を癒し、罪を赦してください。あらゆる悲しみと悪しきこと、心の痛みから、われらを救い出してください。あなたの聖なる天使たちをもって、われらを囲み守り導き、彼らの陣営によって保護され、導かれて、信仰の一致と、感覚を超え限りなきあなたの栄光の知識に至らせてください。あなたは世々に讃美される方です。アーメン。

神よ、感謝してこう唱えるにふさわしくせしめ給え:「天にまします我らの父よ…」。