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ヴェールの祈り

終課と真夜中の祈りの間に唱えられるヴェールの祈りは、主として修道者・司祭・主教によって、就寝前に心を省みるために捧げられます。

夕刻の時の祈り。これは闇の覆い(帷/ヴェール)の時と呼ばれ、その時刻は夜の闇が最初に訪れる時であり、修道士に特有の祈りである。

主の祈り

だから、あなたがたはこう祈りなさい、 天にいますわれらの父よ、 御名があがめられますように。

御国がきますように。 みこころが天に行われるとおり、 地にも行われますように。

わたしたちの日ごとの食物を、 きょうもお与えください。

わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、 わたしたちの負債をもおゆるしください。

わたしたちを試みに会わせないで、 悪しき者からお救いください。

感謝の祈り

だから、あなたがたはこう祈りなさい、 天にいますわれらの父よ、 御名があがめられますように。

御国がきますように。 みこころが天に行われるとおり、 地にも行われますように。

わたしたちの日ごとの食物を、 きょうもお与えください。

わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、 わたしたちの負債をもおゆるしください。

わたしたちを試みに会わせないで、 悪しき者からお救いください。

詩編 50

全能者なる神、主は詔して、 日の出るところから日の入るところまで あまねく地に住む者を召し集められる。

神は麗しさのきわみであるシオンから光を放たれる。

われらの神は来て、もだされない。 み前には焼きつくす火があり、 そのまわりには、はげしい暴風がある。

神はその民をさばくために、 上なる天および地に呼ばわれる、

「いけにえをもってわたしと契約を結んだ わが聖徒をわたしのもとに集めよ」と。

天は神の義をあらわす、 神はみずから、さばきぬしだからである。〔セラ

「わが民よ、聞け、わたしは言う。 イスラエルよ、わたしはあなたにむかって あかしをなす。 わたしは神、あなたの神である。

わたしがあなたを責めるのは、 あなたのいけにえのゆえではない。 あなたの燔祭はいつもわたしの前にある。

わたしはあなたの家から雄牛を取らない。 またあなたのおりから雄やぎを取らない。

林のすべての獣はわたしのもの、 丘の上の千々の家畜もわたしのものである。

わたしは空の鳥をことごとく知っている。 野に動くすべてのものはわたしのものである。

たといわたしは飢えても、あなたに告げない、 世界とその中に満ちるものとは わたしのものだからである。

わたしは雄牛の肉を食べ、 雄やぎの血を飲むだろうか。

感謝のいけにえを神にささげよ。 あなたの誓いをいと高き者に果せ。

悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、 あなたはわたしをあがめるであろう」。

しかし神は悪しき者に言われる、 「あなたはなんの権利があってわたしの定めを述べ、 わたしの契約を口にするのか。

あなたは教を憎み、わたしの言葉を捨て去った。

あなたは盗びとを見ればこれとむつみ、 姦淫を行う者と交わる。

あなたはその口を悪にわたし、 あなたの舌はたばかりを仕組む。

あなたは座してその兄弟をそしり、 自分の母の子をののしる。

あなたがこれらの事をしたのを、わたしが黙っていたので、 あなたはわたしを全く自分とひとしい者と思った。 しかしわたしはあなたを責め、 あなたの目の前にその罪をならべる。

神を忘れる者よ、このことを思え。 さもないとわたしはあなたをかき裂く。 そのときだれも助ける者はないであろう。

感謝のいけにえをささげる者はわたしをあがめる。 自分のおこないを慎む者にはわたしは神の救を示す」。

祝福されたヴェールの祈り

全能者なる神、主は詔して、 日の出るところから日の入るところまで あまねく地に住む者を召し集められる。

神は麗しさのきわみであるシオンから光を放たれる。

われらの神は来て、もだされない。 み前には焼きつくす火があり、 そのまわりには、はげしい暴風がある。

神はその民をさばくために、 上なる天および地に呼ばわれる、

「いけにえをもってわたしと契約を結んだ わが聖徒をわたしのもとに集めよ」と。

天は神の義をあらわす、 神はみずから、さばきぬしだからである。〔セラ

「わが民よ、聞け、わたしは言う。 イスラエルよ、わたしはあなたにむかって あかしをなす。 わたしは神、あなたの神である。

わたしがあなたを責めるのは、 あなたのいけにえのゆえではない。 あなたの燔祭はいつもわたしの前にある。

わたしはあなたの家から雄牛を取らない。 またあなたのおりから雄やぎを取らない。

林のすべての獣はわたしのもの、 丘の上の千々の家畜もわたしのものである。

わたしは空の鳥をことごとく知っている。 野に動くすべてのものはわたしのものである。

たといわたしは飢えても、あなたに告げない、 世界とその中に満ちるものとは わたしのものだからである。

わたしは雄牛の肉を食べ、 雄やぎの血を飲むだろうか。

感謝のいけにえを神にささげよ。 あなたの誓いをいと高き者に果せ。

悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、 あなたはわたしをあがめるであろう」。

しかし神は悪しき者に言われる、 「あなたはなんの権利があってわたしの定めを述べ、 わたしの契約を口にするのか。

あなたは教を憎み、わたしの言葉を捨て去った。

あなたは盗びとを見ればこれとむつみ、 姦淫を行う者と交わる。

あなたはその口を悪にわたし、 あなたの舌はたばかりを仕組む。

あなたは座してその兄弟をそしり、 自分の母の子をののしる。

あなたがこれらの事をしたのを、わたしが黙っていたので、 あなたはわたしを全く自分とひとしい者と思った。 しかしわたしはあなたを責め、 あなたの目の前にその罪をならべる。

神を忘れる者よ、このことを思え。 さもないとわたしはあなたをかき裂く。 そのときだれも助ける者はないであろう。

感謝のいけにえをささげる者はわたしをあがめる。 自分のおこないを慎む者にはわたしは神の救を示す」。

詩編 4

わたしの義を助け守られる神よ、 わたしが呼ばわる時、お答えください。 あなたはわたしが悩んでいた時、 わたしをくつろがせてくださいました。 わたしをあわれみ、わたしの祈をお聞きください。

人の子らよ、いつまでわたしの誉をはずかしめるのか。 いつまでむなしい言葉を愛し、 偽りを慕い求めるのか。〔セラ

しかしあなたがたは知るがよい、 主は神を敬う人をご自分のために聖別されたことを。 主はわたしが呼ばわる時におききくださる。

あなたがたは怒っても、罪を犯してはならない。 床の上で静かに自分の心に語りなさい。〔セラ

義のいけにえをささげて主に寄り頼みなさい。

多くの人は言う、 「どうか、わたしたちに良い事が見られるように。 主よ、どうか、み顔の光を わたしたちの上に照されるように」と。

あなたがわたしの心にお与えになった喜びは、 穀物と、ぶどう酒の豊かな時の喜びに まさるものでした。

わたしは安らかに伏し、また眠ります。 主よ、わたしを安らかにおらせてくださるのは、 ただあなただけです。

詩編 6

主よ、あなたの怒りをもって、わたしを責めず、 あなたの激しい怒りをもって、 わたしを懲しめないでください。

主よ、わたしをあわれんでください。 わたしは弱り衰えています。 主よ、わたしをいやしてください。 わたしの骨は悩み苦しんでいます。

わたしの魂もまたいたく悩み苦しんでいます。 主よ、あなたはいつまでお怒りになるのですか。

主よ、かえりみて、わたしの命をお救いください。 あなたのいつくしみにより、わたしをお助けください。

死においては、あなたを覚えるものはなく、 陰府においては、だれがあなたを ほめたたえることができましょうか。

わたしは嘆きによって疲れ、 夜ごとに涙をもって、わたしのふしどをただよわせ、 わたしのしとねをぬらした。

わたしの目は憂いによって衰え、 もろもろのあだのゆえに弱くなった。

すべて悪を行う者よ、わたしを離れ去れ。 主はわたしの泣く声を聞かれた。

主はわたしの願いを聞かれた。 主はわたしの祈をうけられる。

わたしの敵は恥じて、いたく悩み苦しみ、 彼らは退いて、たちどころに恥をうけるであろう。

詩編 8

主、われらの主よ、あなたの名は地にあまねく、 いかに尊いことでしょう。 あなたの栄光は天の上にあり、

みどりごと、ちのみごとの口によって、 ほめたたえられています。 あなたは敵と恨みを晴らす者とを静めるため、 あだに備えて、とりでを設けられました。

わたしは、あなたの指のわざなる天を見、 あなたが設けられた月と星とを見て思います。

人は何者なので、これをみ心にとめられるのですか、 人の子は何者なので、これを顧みられるのですか。

ただ少しく人を神よりも低く造って、 栄えと誉とをこうむらせ、

これにみ手のわざを治めさせ、 よろずの物をその足の下におかれました。

すべての羊と牛、また野の獣、

空の鳥と海の魚、海路を通うものまでも。

主、われらの主よ、あなたの名は地にあまねく、 いかに尊いことでしょう。

詩編 12

主よ、お助けください。神を敬う人は絶え、 忠信な者は人の子らのなかから消えうせました。

人はみなその隣り人に偽りを語り、 へつらいのくちびると、ふたごころとをもって語る。

主はすべてのへつらいのくちびると、 大きな事を語る舌とを断たれるように。

彼らは言う、「わたしたちは舌をもって勝を得よう、 わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、 だれがわたしたちの主人であるか」と。

主は言われる、「貧しい者がかすめられ、 乏しい者が嘆くゆえに、わたしはいま立ちあがって、 彼らをその慕い求める安全な所に置こう」と。

主のことばは清き言葉である。 地に設けた炉で練り、七たびきよめた銀のようである。

主よ、われらを保ち、 とこしえにこの人々から免れさせてください。

卑しい事が人の子のなかにあがめられている時、 悪しき者はいたる所でほしいままに歩いています。

詩編 15

主よ、あなたの幕屋にやどるべき者はだれですか、 あなたの聖なる山に住むべき者はだれですか。

直く歩み、義を行い、心から真実を語る者、

その舌をもってそしらず、その友に悪をなさず、 隣り人に対するそしりを取りあげず、

その目は神に捨てられた者を卑しめ、 主を恐れる者を尊び、 誓った事は自分の損害になっても変えることなく、

利息をとって金銭を貸すことなく、まいないを取って 罪のない者の不利をはかることをしない人である。 これらの事を行う者は とこしえに動かされることはない。

詩編 24

地と、それに満ちるもの、 世界と、そのなかに住む者とは主のものである。

主はその基を大海のうえにすえ、 大川のうえに定められた。

主の山に登るべき者はだれか。 その聖所に立つべき者はだれか。

手が清く、心のいさぎよい者、 その魂がむなしい事に望みをかけない者、 偽って誓わない者こそ、その人である。

このような人は主から祝福をうけ、 その救の神から義をうける。

これこそ主を慕う者のやから、 ヤコブの神の、み顔を求める者のやからである。〔セラ

門よ、こうべをあげよ。とこしえの戸よ、あがれ。 栄光の王がはいられる。

栄光の王とはだれか。 強く勇ましい主、戦いに勇ましい主である。

門よ、こうべをあげよ。とこしえの戸よ、あがれ。 栄光の王がはいられる。

この栄光の王とはだれか。万軍の主、これこそ栄光の王である。〔セラ

詩編 26

主よ、わたしをさばいてください。 わたしは誠実に歩み、 迷うことなく主に信頼しています。

主よ、わたしをためし、わたしを試み、 わたしの心と思いとを練りきよめてください。

あなたのいつくしみはわたしの目の前にあり、 わたしはあなたのまことによって歩みました。

わたしは偽る人々と共にすわらず、 偽善者と交わらず、

悪を行う者のつどいを憎み、 悪しき者と共にすわることをしません。

主よ、わたしは手を洗って、罪のないことを示し、 あなたの祭壇をめぐって、

感謝の歌を声高くうたい、 あなたのくすしきみわざをことごとくのべ伝えます。

主よ、わたしはあなたの住まわれる家と、 あなたの栄光のとどまる所とを愛します。

どうか、わたしを罪びとと共に、 わたしのいのちを、血を流す人々と共に、 取り去らないでください。

彼らの手には悪い企てがあり、 彼らの右の手は、まいないで満ちています。

しかしわたしは誠実に歩みます。 わたしをあがない、わたしをあわれんでください。

わたしの足は平らかな所に立っています。 わたしは会衆のなかで主をたたえましょう。

詩編 66

全地よ、神にむかって喜び呼ばわれ。

そのみ名の栄光を歌え。 栄えあるさんびをささげよ。

神に告げよ。 「あなたのもろもろのみわざは恐るべきかな。 大いなるみ力によって、あなたの敵はみ前に屈服し、

全地はあなたを拝み、あなたをほめうたい、 み名をほめうたうであろう」と。〔セラ

来て、神のみわざを見よ。 人の子らにむかってなされることは恐るべきかな。

神は海を変えて、かわいた地とされた。 人々は徒歩で川を渡った。 その所でわれらは神を喜んだ。

神は大能をもって、とこしえに統べ治め、 その目はもろもろの国民を監視される。 そむく者はみずからを高くしてはならない。〔セラ

もろもろの民よ、われらの神をほめよ。 神をほめたたえる声を聞えさせよ。

神はわれらを生きながらえさせ、 われらの足のすべるのをゆるされない。

神よ、あなたはわれらを試み、 しろがねを練るように、われらを練られた。

あなたはわれらを網にひきいれ、 われらの腰に重き荷を置き、

人々にわれらの頭の上を乗り越えさせられた。 われらは火の中、水の中を通った。 しかしあなたはわれらを広い所に導き出された。

わたしは燔祭をもってあなたの家に行き、 わたしの誓いをあなたに果します。

これはわたしが悩みにあったとき、 わたしのくちびるの言い出したもの、 わたしの口が約束したものです。

わたしは肥えたものの燔祭を 雄羊のいけにえの煙と共にあなたにささげ、 雄牛と雄やぎとをささげます。〔セラ

すべて神を恐れる者よ、来て聞け。 神がわたしのためになされたことを告げよう。

わたしは声をあげて神に呼ばわり、 わが舌をもって神をあがめた。

もしわたしが心に不義をいだいていたならば、 主はお聞きにならないであろう。

しかし、まことに神はお聞きになり、 わが祈の声にみこころをとめられた。

神はほむべきかな。 神はわが祈をしりぞけず、 そのいつくしみをわたしから取り去られなかった。

詩編 69

神よ、わたしをお救いください。 大水が流れ来て、わたしの首にまで達しました。

わたしは足がかりもない深い泥の中に沈みました。 わたしは深い水に陥り、 大水がわたしの上を流れ過ぎました。

わたしは叫びによって疲れ、わたしののどはかわき、 わたしの目は神を待ちわびて衰えました。

ゆえなく、わたしを憎む者は わたしの頭の毛よりも多く、 偽ってわたしの敵となり、 わたしを滅ぼそうとする者は強いのです。 わたしは盗まなかった物をも 償わなければならないのですか。

神よ、あなたはわたしの愚かなことを 知っておられます。 わたしのもろもろのとがは あなたに隠れることはありません。

万軍の神、主よ、あなたを待ち望む者が わたしの事によって、 はずかしめられることのないようにしてください。 イスラエルの神よ、あなたを求める者が わたしの事によって、 恥を負わせられることのないようにしてください。

わたしはあなたのためにそしりを負い、 恥がわたしの顔をおおったのです。

わたしはわが兄弟には、知らぬ者となり、 わが母の子らには、のけ者となりました。

あなたの家を思う熱心がわたしを食いつくし、 あなたをそしる者のそしりが わたしに及んだからです。

わたしが断食をもってわたしの魂を悩ませば、 かえってそれによってそしりをうけました。

わたしが荒布を衣とすれば、 かえって彼らのことわざとなりました。

わたしは門に座する者の話題となり、 酔いどれの歌となりました。

しかし主よ、わたしはあなたに祈ります。 神よ、恵みの時に、 あなたのいつくしみの豊かなるにより、 わたしにお答えください。

あなたのまことの救により、 わたしを泥の中に沈まぬよう助け出してください。 わたしを憎む者から、 また深い水からわたしを助け出してください。

大水がわたしの上を流れ過ぎることなく、 淵がわたしをのむことなく、 穴がその口をわたしの上に閉じることのないように してください。

主よ、あなたのいつくしみの深きにより、 わたしにお答えください。 あなたのあわれみの豊かなるにより、 わたしを顧みてください。

あなたの顔をしもべに隠さないでください。 わたしは悩んでいるのです。 すみやかにわたしにお答えください。

わたしに近く寄って、わたしをあがない、 わが敵のゆえにわたしをお救いください。

あなたはわたしの受けるそしりと、 恥と、はずかしめとを知っておられます。 わたしのあだは皆あなたの前にあります。

そしりがわたしの心を砕いたので、 わたしは望みを失いました。 わたしは同情する者を求めたけれども、ひとりもなく、 慰める者を求めたけれども、ひとりも見ませんでした。

彼らはわたしの食物に毒を入れ、 わたしのかわいた時に酢を飲ませました。

彼らの前の食卓を網とし、 彼らが犠牲をささげる祭を、わなとしてください。

彼らの目を暗くして見えなくし、 彼らの腰を常に震わせ、

あなたの憤りを彼らの上にそそぎ、 あなたの激しい怒りを彼らに追いつかせてください。

彼らの宿営を荒し、 ひとりもその天幕に住まわせないでください。

彼らはあなたが撃たれた者を迫害し、 あなたが傷つけられた者をさらに苦しめるからです。

彼らに、罰に罰を加え、 あなたの赦免にあずからせないでください。

彼らをいのちの書から消し去って、 義人のうちに記録されることのないように してください。

しかしわたしは悩み苦しんでいます。 神よ、あなたの救が わたしを高い所に置かれますように。

わたしは歌をもって神の名をほめたたえ、 感謝をもって神をあがめます。

これは雄牛または角とひずめのある雄牛にまさって 主を喜ばせるでしょう。

へりくだる者は、これを見て喜べ。 神を求める者よ、あなたがたの心を生きかえらせよ。

主は乏しい者に聞き、 その捕われ人をかろしめられないからである。

天と地は主をほめたたえ、 海とその中に動くあらゆるものは主をほめたたえよ。

神はシオンを救い、 ユダの町々を建て直されるからである。 そのしもべらはそこに住んでこれを所有し、

そのしもべらの子孫はこれを継ぎ、 み名を愛する者はその中に住むであろう。

次の詩編は三時課からの抜粋:

神よ、わたしをお救いください。 大水が流れ来て、わたしの首にまで達しました。

わたしは足がかりもない深い泥の中に沈みました。 わたしは深い水に陥り、 大水がわたしの上を流れ過ぎました。

わたしは叫びによって疲れ、わたしののどはかわき、 わたしの目は神を待ちわびて衰えました。

ゆえなく、わたしを憎む者は わたしの頭の毛よりも多く、 偽ってわたしの敵となり、 わたしを滅ぼそうとする者は強いのです。 わたしは盗まなかった物をも 償わなければならないのですか。

神よ、あなたはわたしの愚かなことを 知っておられます。 わたしのもろもろのとがは あなたに隠れることはありません。

万軍の神、主よ、あなたを待ち望む者が わたしの事によって、 はずかしめられることのないようにしてください。 イスラエルの神よ、あなたを求める者が わたしの事によって、 恥を負わせられることのないようにしてください。

わたしはあなたのためにそしりを負い、 恥がわたしの顔をおおったのです。

わたしはわが兄弟には、知らぬ者となり、 わが母の子らには、のけ者となりました。

あなたの家を思う熱心がわたしを食いつくし、 あなたをそしる者のそしりが わたしに及んだからです。

わたしが断食をもってわたしの魂を悩ませば、 かえってそれによってそしりをうけました。

わたしが荒布を衣とすれば、 かえって彼らのことわざとなりました。

わたしは門に座する者の話題となり、 酔いどれの歌となりました。

しかし主よ、わたしはあなたに祈ります。 神よ、恵みの時に、 あなたのいつくしみの豊かなるにより、 わたしにお答えください。

あなたのまことの救により、 わたしを泥の中に沈まぬよう助け出してください。 わたしを憎む者から、 また深い水からわたしを助け出してください。

大水がわたしの上を流れ過ぎることなく、 淵がわたしをのむことなく、 穴がその口をわたしの上に閉じることのないように してください。

主よ、あなたのいつくしみの深きにより、 わたしにお答えください。 あなたのあわれみの豊かなるにより、 わたしを顧みてください。

あなたの顔をしもべに隠さないでください。 わたしは悩んでいるのです。 すみやかにわたしにお答えください。

わたしに近く寄って、わたしをあがない、 わが敵のゆえにわたしをお救いください。

あなたはわたしの受けるそしりと、 恥と、はずかしめとを知っておられます。 わたしのあだは皆あなたの前にあります。

そしりがわたしの心を砕いたので、 わたしは望みを失いました。 わたしは同情する者を求めたけれども、ひとりもなく、 慰める者を求めたけれども、ひとりも見ませんでした。

彼らはわたしの食物に毒を入れ、 わたしのかわいた時に酢を飲ませました。

彼らの前の食卓を網とし、 彼らが犠牲をささげる祭を、わなとしてください。

彼らの目を暗くして見えなくし、 彼らの腰を常に震わせ、

あなたの憤りを彼らの上にそそぎ、 あなたの激しい怒りを彼らに追いつかせてください。

彼らの宿営を荒し、 ひとりもその天幕に住まわせないでください。

彼らはあなたが撃たれた者を迫害し、 あなたが傷つけられた者をさらに苦しめるからです。

彼らに、罰に罰を加え、 あなたの赦免にあずからせないでください。

彼らをいのちの書から消し去って、 義人のうちに記録されることのないように してください。

しかしわたしは悩み苦しんでいます。 神よ、あなたの救が わたしを高い所に置かれますように。

わたしは歌をもって神の名をほめたたえ、 感謝をもって神をあがめます。

これは雄牛または角とひずめのある雄牛にまさって 主を喜ばせるでしょう。

へりくだる者は、これを見て喜べ。 神を求める者よ、あなたがたの心を生きかえらせよ。

主は乏しい者に聞き、 その捕われ人をかろしめられないからである。

天と地は主をほめたたえ、 海とその中に動くあらゆるものは主をほめたたえよ。

神はシオンを救い、 ユダの町々を建て直されるからである。 そのしもべらはそこに住んでこれを所有し、

そのしもべらの子孫はこれを継ぎ、 み名を愛する者はその中に住むであろう。

詩編 22

わが神、わが神、 なにゆえわたしを捨てられるのですか。 なにゆえ遠く離れてわたしを助けず、 わたしの嘆きの言葉を聞かれないのですか。

わが神よ、わたしが昼よばわっても、 あなたは答えられず、 夜よばわっても平安を得ません。

しかしイスラエルのさんびの上に座しておられる あなたは聖なるおかたです。

われらの先祖たちはあなたに信頼しました。 彼らが信頼したので、あなたは彼らを助けられました。

彼らはあなたに呼ばわって救われ、 あなたに信頼して恥をうけなかったのです。

しかし、わたしは虫であって、人ではない。 人にそしられ、民に侮られる。

すべてわたしを見る者は、わたしをあざ笑い、 くちびるを突き出し、かしらを振り動かして言う、

「彼は主に身をゆだねた、主に彼を助けさせよ。 主は彼を喜ばれるゆえ、主に彼を救わせよ」と。

しかし、あなたはわたしを生れさせ、 母のふところにわたしを安らかに守られた方です。

わたしは生れた時から、あなたにゆだねられました。 母の胎を出てからこのかた、 あなたはわたしの神でいらせられました。

わたしを遠く離れないでください。 悩みが近づき、助ける者がないのです。

多くの雄牛はわたしを取り巻き、 バシャンの強い雄牛はわたしを囲み、

かき裂き、ほえたけるししのように、 わたしにむかって口を開く。

わたしは水のように注ぎ出され、 わたしの骨はことごとくはずれ、 わたしの心臓は、ろうのように、胸のうちで溶けた。

わたしの力は陶器の破片のようにかわき、 わたしの舌はあごにつく。 あなたはわたしを死のちりに伏させられる。

まことに、犬はわたしをめぐり、 悪を行う者の群れがわたしを囲んで、 わたしの手と足を刺し貫いた。

わたしは自分の骨をことごとく数えることができる。 彼らは目をとめて、わたしを見る。

彼らは互にわたしの衣服を分け、 わたしの着物をくじ引にする。

しかし主よ、遠く離れないでください。 わが力よ、速く来てわたしをお助けください。

わたしの魂をつるぎから、 わたしのいのちを犬の力から助け出してください。

わたしをししの口から、 苦しむわが魂を野牛の角から救い出してください。

わたしはあなたのみ名を兄弟たちに告げ、 会衆の中であなたをほめたたえるでしょう。

主を恐れる者よ、主をほめたたえよ。 ヤコブのもろもろのすえよ、主をあがめよ。 イスラエルのもろもろのすえよ、主をおじおそれよ。

主が苦しむ者の苦しみをかろんじ、いとわれず、 またこれにみ顔を隠すことなく、 その叫ぶときに聞かれたからである。

大いなる会衆の中で、 わたしのさんびはあなたから出るのです。 わたしは主を恐れる者の前で、 わたしの誓いを果します。

貧しい者は食べて飽くことができ、 主を尋ね求める者は主をほめたたえるでしょう。 どうか、あなたがたの心がとこしえに生きるように。

地のはての者はみな思い出して、主に帰り、 もろもろの国のやからはみな、 み前に伏し拝むでしょう。

国は主のものであって、 主はもろもろの国民を統べ治められます。

地の誇り高ぶる者はみな主を拝み、 ちりに下る者も、 おのれを生きながらえさせえない者も、 みなそのみ前にひざまずくでしょう。

子々孫々、主に仕え、 人々は主のことをきたるべき代まで語り伝え、

主がなされたその救を 後に生れる民にのべ伝えるでしょう。

詩編 29

神の子らよ、主に帰せよ、 栄光と力とを主に帰せよ。

み名の栄光を主に帰せよ、 聖なる装いをもって主を拝め。

主のみ声は水の上にあり、 栄光の神は雷をとどろかせ、 主は大水の上におられる。

主のみ声は力があり、 主のみ声は威厳がある。

主のみ声は香柏を折り砕き、 主はレバノンの香柏を折り砕かれる。

主はレバノンを子牛のように踊らせ、 シリオンを若い野牛のように踊らされる。

主のみ声は炎をひらめかす。

主のみ声は荒野を震わせ、 主はカデシの荒野を震わされる。

主のみ声はかしの木を巻きあげ、また林を裸にする。 その宮で、すべてのものは呼ばわって言う、 「栄光」と。

主は洪水の上に座し、 主はみくらに座して、とこしえに王であらせられる。

主はその民に力を与え、 平安をもってその民を祝福されるであろう。

詩編 42

神よ、しかが谷川を慕いあえぐように、 わが魂もあなたを慕いあえぐ。

わが魂はかわいているように神を慕い、 いける神を慕う。 いつ、わたしは行って神のみ顔を 見ることができるだろうか。

人々がひねもすわたしにむかって 「おまえの神はどこにいるのか」と言いつづける間は わたしの涙は昼も夜もわたしの食物であった。

わたしはかつて祭を守る多くの人と共に 群れをなして行き、 喜びと感謝の歌をもって彼らを神の家に導いた。 今これらの事を思い起して、 わが魂をそそぎ出すのである。

わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。 何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。 神を待ち望め。 わたしはなおわが助け、 わが神なる主をほめたたえるであろう。

わが魂はわたしのうちにうなだれる。 それで、わたしはヨルダンの地から、またヘルモンから、 ミザルの山からあなたを思い起す。

あなたの大滝の響きによって淵々呼びこたえ、 あなたの波、あなたの大波は ことごとくわたしの上を越えていった。

昼には、主はそのいつくしみをほどこし、 夜には、その歌すなわちわがいのちの神にささげる 祈がわたしと共にある。

わたしはわが岩なる神に言う、 「何ゆえわたしをお忘れになりましたか。 何ゆえわたしは敵のしえたげによって 悲しみ歩くのですか」と。

わたしのあだは骨も砕けるばかりに わたしをののしり、 ひねもすわたしにむかって 「おまえの神はどこにいるのか」と言う。

わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。 何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。 神を待ち望め。 わたしはなおわが助け、 わが神なる主をほめたたえるであろう。

次の詩編は六時課からの抜粋:

神よ、どうかわたしをあわれんでください。 人々がわたしを踏みつけ、 あだする人々がひねもすわたしをしえたげます。

わたしの敵はひねもすわたしを踏みつけ、 誇りたかぶって、わたしと戦う者が多いのです。

わたしが恐れるときは、あなたに寄り頼みます。

わたしは神によって、そのみ言葉をほめたたえます。 わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。 肉なる者はわたしに何をなし得ましょうか。

彼らはひねもすわたしの事を妨害し、 その思いはことごとくわたしにわざわいします。

彼らは共に集まって身をひそめ、 わたしの歩みに目をとめ、 わたしのいのちをうかがい求めます。

神よ、彼らにその罪を報い、 憤りをもってもろもろの民を倒してください。

あなたはわたしのさすらいを数えられました。 わたしの涙をあなたの皮袋にたくわえてください。 これは皆あなたの書に しるされているではありませんか。

わたしが呼び求める日に、わたしの敵は退きます。 これによって神がわたしを守られることを知ります。

わたしは神によってそのみ言葉をほめたたえ、 主によってそのみ言葉をほめたたえます。

わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。 人はわたしに何をなし得ましょうか。

神よ、わたしがあなたに立てた誓いは 果さなければなりません。 わたしは感謝の供え物をあなたにささげます。

あなたはわたしの魂を死から救い、 わたしの足を守って倒れることなく、 いのちの光のうちで神の前に わたしを歩ませられたからです。

詩編 56

神よ、どうかわたしをあわれんでください。 人々がわたしを踏みつけ、 あだする人々がひねもすわたしをしえたげます。

わたしの敵はひねもすわたしを踏みつけ、 誇りたかぶって、わたしと戦う者が多いのです。

わたしが恐れるときは、あなたに寄り頼みます。

わたしは神によって、そのみ言葉をほめたたえます。 わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。 肉なる者はわたしに何をなし得ましょうか。

彼らはひねもすわたしの事を妨害し、 その思いはことごとくわたしにわざわいします。

彼らは共に集まって身をひそめ、 わたしの歩みに目をとめ、 わたしのいのちをうかがい求めます。

神よ、彼らにその罪を報い、 憤りをもってもろもろの民を倒してください。

あなたはわたしのさすらいを数えられました。 わたしの涙をあなたの皮袋にたくわえてください。 これは皆あなたの書に しるされているではありませんか。

わたしが呼び求める日に、わたしの敵は退きます。 これによって神がわたしを守られることを知ります。

わたしは神によってそのみ言葉をほめたたえ、 主によってそのみ言葉をほめたたえます。

わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。 人はわたしに何をなし得ましょうか。

神よ、わたしがあなたに立てた誓いは 果さなければなりません。 わたしは感謝の供え物をあなたにささげます。

あなたはわたしの魂を死から救い、 わたしの足を守って倒れることなく、 いのちの光のうちで神の前に わたしを歩ませられたからです。

詩編 85

主よ、あなたはみ国にめぐみを示し、 ヤコブの繁栄を回復されました。

あなたはその民の不義をゆるし、 彼らの罪をことごとくおおわれました。〔セラ

あなたはすべての怒りを捨て、 激しい憤りを遠ざけられました。

われらの救の神よ、われらを回復し、 われらに対するあなたの憤りをおやめください。

あなたはとこしえにわれらを怒り、 よろずよまで、あなたの怒りを延ばされるのですか。

あなたの民が、あなたによって喜びを得るため、 われらを再び生かされないのですか。

主よ、あなたのいつくしみをわれらに示し、 あなたの救をわれらに与えてください。

わたしは主なる神の語られることを聞きましょう。 主はその民、その聖徒、 ならびにその心を主に向ける者に、 平和を語られるからです。

まことに、その救は神を恐れる者に近く、 その栄光はわれらの国にとどまるでしょう。

いつくしみと、まこととは共に会い、 義と平和とは互に口づけし、

まことは地からはえ、 義は天から見おろすでしょう。

主が良い物を与えられるので、 われらの国はその産物を出し、

義は主のみ前に行き、 その足跡を道とするでしょう。

詩編 90

主よ、あなたは世々われらのすみかで いらせられる。

山がまだ生れず、 あなたがまだ地と世界とを造られなかったとき、 とこしえからとこしえまで、 あなたは神でいらせられる。

あなたは人をちりに帰らせて言われます、 「人の子よ、帰れ」と。

あなたの目の前には千年も 過ぎ去ればきのうのごとく、 夜の間のひと時のようです。

あなたは人を大水のように流れ去らせられます。 彼らはひと夜の夢のごとく、 あしたにもえでる青草のようです。

あしたにもえでて、栄えるが、 夕べには、しおれて枯れるのです。

われらはあなたの怒りによって消えうせ、 あなたの憤りによって滅び去るのです。

あなたはわれらの不義をみ前におき、 われらの隠れた罪をみ顔の光のなかにおかれました。

われらのすべての日は、 あなたの怒りによって過ぎ去り、 われらの年の尽きるのは、ひと息のようです。

われらのよわいは七十年にすぎません。 あるいは健やかであっても八十年でしょう。 しかしその一生はただ、ほねおりと悩みであって、 その過ぎゆくことは速く、われらは飛び去るのです。

だれがあなたの怒りの力を知るでしょうか。 だれがあなたをおそれる恐れにしたがって あなたの憤りを知るでしょうか。

われらにおのが日を数えることを教えて、 知恵の心を得させてください。

主よ、み心を変えてください。 いつまでお怒りになるのですか。 あなたのしもべをあわれんでください。

あしたに、あなたのいつくしみをもって われらを飽き足らせ、 世を終るまで喜び楽しませてください。

あなたがわれらを苦しめられた多くの日と、 われらが災にあった多くの年とに比べて、 われらを楽しませてください。

あなたのみわざを、あなたのしもべらに、 あなたの栄光を、その子らにあらわしてください。

われらの神、主の恵みを、われらの上にくだし、 われらの手のわざを、われらの上に 栄えさせてください。 われらの手のわざを栄えさせてください。

詩編第百九篇(110)

主はわが主に言われた。「わたしの右に座せよ。わたしがあなたの敵を、あなたの足台とするまで。」主はシオンから、あなたのために力の杖を遣わされる。あなたはあなたの敵のただ中で支配する。あなたは、あなたの力のある日の、聖なる輝きの中にある。暁の星に先立つ胎から、わたしはあなたを生んだ。

主は誓い、悔いられない。「あなたはメルキゼデクの位にしたがって、とこしえの祭司である。」主はあなたの右におられ、その怒りの日に、王たちを打ち砕かれる。諸国の間でさばきを行い、屍で満たし、多くの頭を地上で打ち砕かれる。道において川から水を飲まれる。それゆえ、彼は頭をもたげられる。アレルヤ。

詩編 96

新しい歌を主にむかってうたえ。 全地よ、主にむかってうたえ。

主にむかって歌い、そのみ名をほめよ。 日ごとにその救を宣べ伝えよ。

もろもろの国の中にその栄光をあらわし、 もろもろの民の中にそのくすしきみわざをあらわせ。

主は大いなる神であって、いともほめたたうべきもの、 もろもろの神にまさって恐るべき者である。

もろもろの民のすべての神はむなしい。 しかし主はもろもろの天を造られた。

誉と、威厳とはそのみ前にあり、 力と、うるわしさとはその聖所にある。

もろもろの民のやからよ、主に帰せよ、 栄光と力とを主に帰せよ。

そのみ名にふさわしい栄光を主に帰せよ。 供え物を携えてその大庭にきたれ。

聖なる装いをして主を拝め、 全地よ、そのみ前におののけ。

もろもろの国民の中に言え、 「主は王となられた。 世界は堅く立って、動かされることはない。 主は公平をもってもろもろの民をさばかれる」と。

天は喜び、地は楽しみ、 海とその中に満ちるものとは鳴りどよめき、

田畑とその中のすべての物は大いに喜べ。 そのとき、林のもろもろの木も 主のみ前に喜び歌うであろう。

主は来られる、地をさばくために来られる。 主は義をもって世界をさばき、 まことをもってもろもろの民をさばかれる。

詩編 109

わたしのほめたたえる神よ、もださないでください。

彼らは悪しき口と欺きの口をあけて、わたしにむかい、 偽りの舌をもってわたしに語り、

恨みの言葉をもってわたしを囲み、 ゆえなくわたしを攻めるのです。

彼らはわが愛にむくいて、わたしを非難します。 しかしわたしは彼らのために祈ります。

彼らは悪をもってわが善に報い、 恨みをもってわが愛に報いるのです。

彼の上に悪しき人を立て、 訴える者に彼を訴えさせてください。

彼がさばかれるとき、彼を罪ある者とし、 その祈を罪に変えてください。

その日を少なくし、 その財産をほかの人にとらせ、

その子らをみなしごにし、 その妻をやもめにしてください。

その子らを放浪者として施しをこわせ、 その荒れたすまいから追い出させてください。

彼が持っているすべての物を債主に奪わせ、 その勤労の実をほかの人にかすめさせてください。

彼にいつくしみを施す者はひとりもなく、 またそのみなしごをあわれむ者もなく、

その子孫を絶えさせ、 その名を次の代に消し去ってください。

その父たちの不義は主のみ前に覚えられ、 その母の罪を消し去らないでください。

それらを常に主のみ前に置き、 彼の記憶を地から断ってください。

これは彼がいつくしみを施すことを思わず、 かえって貧しい者、乏しい者を責め、 心の痛める者を殺そうとしたからです。

彼はのろうことを好んだ。 のろいを彼に臨ませてください。 彼は恵むことを喜ばなかった。 恵みを彼から遠ざけてください。

彼はのろいを衣のように着た。 のろいを水のようにその身にしみこませ、 油のようにその骨にしみこませてください。

またそれを自分の着る着物のようにならせ、 常に締める帯のようにならせてください。

これがわたしを非難する者と、 わたしに逆らって悪いことを言う者の 主からうける報いとしてください。

しかし、わが主なる神よ、 あなたはみ名のために、わたしを顧みてください。 あなたのいつくしみの深きにより、 わたしをお助けください。

わたしは貧しく、かつ乏しいのです。 わたしの心はわがうちに傷ついています。

わたしは夕日の影のように去りゆき、 いなごのように追い払われます。

わたしのひざは断食によってよろめき、 わたしの肉はやせ衰え、

わたしは彼らにそしられる者となりました。 彼らはわたしを見ると、頭を振ります。

わが神、主よ、わたしをお助けください。 あなたのいつくしみにしたがって、 わたしをお救いください。

主よ、これがあなたのみ手のわざであること、 あなたがそれをなされたことを、 彼らに知らせてください。

彼らはのろうけれども、あなたは祝福されます。 わたしを攻める者をはずかしめ、 あなたのしもべを喜ばせてください。

わたしを非難する者にはずかしめを着せ、 おのが恥を上着のようにまとわせてください。

わたしはわが口をもって大いに主に感謝し、 多くの人のなかで主をほめたたえます。

主は貧しい者の右に立って、 死罪にさだめようとする者から 彼を救われるからです。

詩編 114

イスラエルがエジプトをいで、 ヤコブの家が異言の民を離れたとき、

ユダは主の聖所となり、 イスラエルは主の所領となった。

海はこれを見て逃げ、 ヨルダンはうしろに退き、

山は雄羊のように踊り、 小山は小羊のように踊った。

海よ、おまえはどうして逃げるのか、 ヨルダンよ、おまえはどうしてうしろに退くのか。

山よ、おまえたちはどうして雄羊のように踊るのか、 小山よ、おまえたちはどうして小羊のように踊るのか。

地よ、主のみ前におののけ、 ヤコブの神のみ前におののけ。

主は岩を池に変らせ、 石を泉に変らせられた。

詩編 115

主よ、栄光を われらにではなく、われらにではなく、 あなたのいつくしみと、まこととのゆえに、 ただ、み名にのみ帰してください。

なにゆえ、もろもろの国民は言うのでしょう、 「彼らの神はどこにいるのか」と。

われらの神は天にいらせられる。 神はみこころにかなうすべての事を行われる。

彼らの偶像はしろがねと、こがねで、 人の手のわざである。

それは口があっても語ることができない。 目があっても見ることができない。

耳があっても聞くことができない。 鼻があってもかぐことができない。

手があっても取ることができない。 足があっても歩くことができない。 また、のどから声を出すこともできない。

これを造る者と、これに信頼する者とはみな、 これと等しい者になる。

イスラエルよ、主に信頼せよ。 主は彼らの助け、また彼らの盾である。

アロンの家よ、主に信頼せよ。 主は彼らの助け、また彼らの盾である。

主を恐れる者よ、主に信頼せよ。 主は彼らの助け、また彼らの盾である。

主はわれらをみこころにとめられた。 主はわれらを恵み、イスラエルの家を恵み、 アロンの家を恵み、

また、小さい者も、大いなる者も、 主を恐れる者を恵まれる。

どうか、主があなたがたを増し加え、 あなたがたと、あなたがたの子孫とを 増し加えられるように。

天地を造られた主によって あなたがたが恵まれるように。

天は主の天である。 しかし地は人の子らに与えられた。

死んだ者も、音なき所に下る者も、 主をほめたたえることはない。

しかし、われらは今より、とこしえに至るまで、 主をほめまつるであろう。 主をほめたたえよ。

詩編第百二十九篇(130)

深い淵から、主よ、あなたに向かって呼び求めます。主よ、どうかわが声を聞いてください。あなたの耳を、わが嘆願の声に傾けてください。主よ、もしあなたが咎を見張られるなら、主よ、だれが立ちえましょう。しかし、赦しはあなたにあります。人があなたを畏れるために。御名のために、主よ、わたしは待ち望みました。わが魂はあなたの御言葉を待ち望みます。わが魂は主を、朝を見張る者が朝を待つよりも—朝を見張る者が朝を待つよりも—待ち望みます。イスラエルよ、主を待ち望め。主のもとには慈しみがあり、豊かな贖いがある。主はイスラエルを、すべての不義から贖われる。アレルヤ。

詩編 120

わたしが悩みのうちに、主に呼ばわると、 主はわたしに答えられる。

「主よ、偽りのくちびるから、 欺きの舌から、わたしを助け出してください」。

欺きの舌よ、おまえに何が与えられ、 何が加えられるであろうか。

ますらおの鋭い矢と、 えにしだの熱い炭とである。

わざわいなるかな、わたしはメセクにやどり、 ケダルの天幕のなかに住んでいる。

わたしは久しく平安を憎む者のなかに住んでいた。

わたしは平安を願う、 しかし、わたしが物言うとき、彼らは戦いを好む。

詩編第百三十一篇(132)

主よ、ダビデと彼のすべての労苦を覚えてください。彼が主に誓い、ヤコブの神に誓願したことを。「わたしはわが家の天幕に入らず、わが寝台に上らず、わが目に眠りを与えず、まぶたにまどろみを与えず、こめかみに休みを与えない。主のために、ヤコブの神のために、御住まいの所を見いだすまでは。」見よ、われらはそれをエフラタで聞き、森の野でそれを見いだした。われらは御住まいの所に入り、主の足台の所で礼拝しよう。

主よ、あなたの安息の所にお上がりください。あなたも、あなたの力の箱も。あなたの祭司たちは義をまとい、あなたの聖徒たちは喜び叫ぶ。あなたの僕ダビデのゆえに、あなたの油注がれた者の御顔を退けないでください。主はダビデに、まことをもって誓われ、退けられない。「わたしはあなたの身の実から、あなたの位に着かせる。もしあなたの子らが、わたしの契約と、わたしが彼らに教えるわたしのあかしを守るなら、彼らの子らもまた、永遠にあなたの位に座すであろう。」主はシオンを選び、それを御住まいとして望まれた。「これは永遠のわが安息の所である。わたしはここに住む。わたしがそれを望んだからである。その産物を豊かに祝福し、貧しい者をパンで満ち足らせよう。祭司たちには救いをまとわせ、聖徒たちは大いに喜び叫ぶであろう。そこに、わたしはダビデのために角を生じさせ、わたしの油注がれた者のために、灯を整えた。彼の敵には恥をまとわせる。しかし、彼の上には、その聖性が芽生えるであろう。」アレルヤ。

詩編第百三十二篇(133)

見よ、いかに良く、いかに麗しいことか、兄弟が共に座すことは。頭上にある良き油のように、それはひげに流れ、アロンのひげに、彼の衣の襟に下っていく。ヘルモンの露のように、シオンの山々に下る。そこに、主は祝福と、永遠のいのちを命じられた。アレルヤ。

詩編 129

今イスラエルは言え、 「彼らはわたしの若い時から、ひどくわたしを悩ました。

彼らはわたしの若い時から、ひどくわたしを悩ました。 しかしわたしに勝つことができなかった。

耕す者はわたしの背の上をたがやして、 そのうねみぞを長くした」と。

主は正しくいらせられ、 悪しき者のなわを断ち切られた。

シオンを憎む者はみな、 恥を得て、退くように。

彼らを、育たないさきに枯れる 屋根の草のようにしてください。

これを刈る者はその手に満たず、 これをたばねる者はそのふところに満たない。

かたわらを過ぎる者は、 「主の恵みがあなたの上にあるように。 われらは主のみ名によって あなたがたを祝福する」と言わない。

詩編 130

主よ、わたしは深い淵からあなたに呼ばわる。

主よ、どうか、わが声を聞き、 あなたの耳をわが願いの声に傾けてください。

主よ、あなたがもし、もろもろの不義に 目をとめられるならば、 主よ、だれが立つことができましょうか。

しかしあなたには、ゆるしがあるので、 人に恐れかしこまれるでしょう。

わたしは主を待ち望みます、わが魂は待ち望みます。 そのみ言葉によって、わたしは望みをいだきます。

わが魂は夜回りが暁を待つにまさり、 夜回りが暁を待つにまさって主を待ち望みます。

イスラエルよ、主によって望みをいだけ。 主には、いつくしみがあり、 また豊かなあがないがあるからです。

主はイスラエルを そのもろもろの不義からあがなわれます。

詩編 131

主よ、わが心はおごらず、わが目は高ぶらず、 わたしはわが力の及ばない大いなる事と くすしきわざとに関係いたしません。

かえって、乳離れしたみどりごが、 その母のふところに安らかにあるように、 わたしはわが魂を静め、かつ安らかにしました。 わが魂は乳離れしたみどりごのように、安らかです。

イスラエルよ、今からとこしえに 主によって望みをいだけ。

詩編 132

主よ、ダビデのために、 そのもろもろの辛苦をみこころにとめてください。

ダビデは主に誓い、 ヤコブの全能者に誓いを立てて言いました、

「わたしは主のために所を捜し出し、 ヤコブの全能者のためにすまいを求め得るまでは、 わが家に入らず、わが寝台に上らず、 わが目に眠りを与えず、 わがまぶたにまどろみを与えません」。

「わたしは主のために所を捜し出し、 ヤコブの全能者のためにすまいを求め得るまでは、 わが家に入らず、わが寝台に上らず、 わが目に眠りを与えず、 わがまぶたにまどろみを与えません」。

「わたしは主のために所を捜し出し、 ヤコブの全能者のためにすまいを求め得るまでは、 わが家に入らず、わが寝台に上らず、 わが目に眠りを与えず、 わがまぶたにまどろみを与えません」。

見よ、われらはエフラタでそれを聞き、 ヤアルの野でそれを見とめた。

「われらはそのすまいへ行って、 その足台のもとにひれ伏そう」。

主よ、起きて、あなたの力のはこと共に、 あなたの安息所におはいりください。

あなたの祭司たちに義をまとわせ、 あなたの聖徒たちに喜び呼ばわらせてください。

あなたのしもべダビデのために、 あなたの油そそがれた者の顔を、 しりぞけないでください。

主はまことをもってダビデに誓われたので、 それにそむくことはない。すなわち言われた、 「わたしはあなたの身から出た子のひとりを、 あなたの位につかせる。

もしあなたの子らがわたしの教える 契約と、あかしとを守るならば、 その子らもまた、とこしえに あなたの位に座するであろう」。

主はシオンを選び、 それをご自分のすみかにしようと望んで言われた、

「これはとこしえにわが安息所である。 わたしはこれを望んだゆえ、ここに住む。

わたしはシオンの糧食を豊かに祝福し、 食物をもってその貧しい者を飽かせる。

またわたしはその祭司たちに救を着せる。 その聖徒たちは声高らかに喜び呼ばわるであろう。

わたしはダビデのために そこに一つの角をはえさせる。 わたしはわが油そそがれた者のために 一つのともしびを備えた。

わたしは彼の敵に恥を着せる。 しかし彼の上にはその冠が輝くであろう」。

詩編 133

見よ、兄弟が和合して共におるのは いかに麗しく楽しいことであろう。

それはこうべに注がれた尊い油がひげに流れ、 アロンのひげに流れ、 その衣のえりにまで流れくだるようだ。

またヘルモンの露がシオンの山に下るようだ。 これは主がかしこに祝福を命じ、 とこしえに命を与えられたからである。

詩編 136

主に感謝せよ、主は恵みふかく、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

もろもろの神の神に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

もろもろの主の主に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

ただひとり大いなるくすしきみわざを なされる者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

知恵をもって天を造られた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

地を水の上に敷かれた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

大いなる光を造られた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

昼をつかさどらすために日を造られた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

夜をつかさどらすために月と、 もろもろの星とを造られた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

エジプトのういごを撃たれた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

イスラエルをエジプトびとの中から 導き出された者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

強い手と伸ばした腕とをもって、 これを救い出された者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

紅海を二つに分けられた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

イスラエルにその中を通らせられた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

パロとその軍勢とを紅海で 打ち敗られた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

その民を導いて荒野を通らせられた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

大いなる王たちを撃たれた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

名ある王たちを殺された者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

アモリびとの王シホンを殺された者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

バシャンの王オグを殺された者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

彼らの地を嗣業として与えられた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

そのしもべイスラエルに嗣業として これを与えられた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

われらが卑しかった時に われらをみこころにとめられた者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

われらのあだからわれらを 助け出された者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

すべての肉なる者に食物を与えられる者に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

天の神に感謝せよ、 そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

詩編 140

主よ、悪しき人々からわたしを助け出し、 わたしを守って、 乱暴な人々からのがれさせてください。

彼らは心のうちに悪い事をはかり、 絶えず戦いを起します。

彼らはへびのようにおのが舌を鋭くし、 そのくちびるの下にはまむしの毒があります。〔セラ

主よ、わたしを保って、 悪しき人の手からのがれさせ、 わたしを守って、わが足をつまずかせようとする 乱暴な人々からのがれさせてください。

高ぶる者はわたしのためにわなを伏せ、 綱をもって網を張り、 道のほとりにわなを設けました。〔セラ

わたしは主に言います、「あなたはわが神です。 主よ、わが願いの声に耳を傾けてください。

わが救の力、主なる神よ、 あなたは戦いの日に、わがこうべをおおわれました。

主よ、悪しき人の願いをゆるさないでください。 その悪しき計画をとげさせないでください。〔セラ

わたしを囲む者がそのこうべをあげるとき、 そのくちびるの害悪で彼らをおおってください。

燃える炭を彼らの上に落してください。 彼らを穴に投げ入れ、 再び上がることのできないようにしてください。

悪口を言う者を世に立たせないでください。 乱暴な人をすみやかに災に追い捕えさせてください」。

わたしは主が苦しむ者の訴えをたすけ、 貧しい者のために正しいさばきを 行われることを知っています。

正しい人は必ずみ名に感謝し、 直き人はみ前に住むでしょう。

詩編 145

わが神、王よ、わたしはあなたをあがめ、 世々かぎりなくみ名をほめまつります。

わたしは日ごとにあなたをほめ、 世々かぎりなくみ名をほめたたえます。

主は大いなる神で、 大いにほめたたえらるべきです。 その大いなることは測り知ることができません。

この代はかの代にむかって あなたのみわざをほめたたえ、 あなたの大能のはたらきを宣べ伝えるでしょう。

わたしはあなたの威厳の光栄ある輝きと、 あなたのくすしきみわざとを深く思います。

人々はあなたの恐るべきはたらきの勢いを語り、 わたしはあなたの大いなることを宣べ伝えます。

彼らはあなたの豊かな恵みの思い出を言いあらわし、 あなたの義を喜び歌うでしょう。

主は恵みふかく、あわれみに満ち、 怒ることおそく、いつくしみ豊かです。

主はすべてのものに恵みがあり、 そのあわれみはすべてのみわざの上にあります。

主よ、あなたのすべてのみわざはあなたに感謝し、 あなたの聖徒はあなたをほめまつるでしょう。

彼らはみ国の栄光を語り、あなたのみ力を宣べ、

あなたの大能のはたらきと、 み国の光栄ある輝きとを人の子に知らせるでしょう。

あなたの国はとこしえの国です。 あなたのまつりごとはよろずよに 絶えることはありません。

主はすべて倒れんとする者をささえ、 すべてかがむ者を立たせられます。

よろずのものの目はあなたを待ち望んでいます。 あなたは時にしたがって彼らに食物を与えられます。

あなたはみ手を開いて、 すべての生けるものの願いを飽かせられます。

主はそのすべての道に正しく、 そのすべてのみわざに恵みふかく、

すべて主を呼ぶ者、誠をもって主を呼ぶ者に 主は近いのです。

主はおのれを恐れる者の願いを満たし、 またその叫びを聞いてこれを救われます。

主はおのれを愛する者をすべて守られるが、 悪しき者をことごとく滅ぼされます。

わが口は主の誉を語り、 すべての肉なる者は世々かぎりなく その聖なるみ名をほめまつるでしょう。

汝に平安

汝に平安。栄光に満ちた常に童貞である聖なる生神女、神の母、キリストの母よ、お願い申し上げます。われらの祈りをあなたの愛する御子のもとへと運び、われらの罪を赦してくださるよう願い求めてください。

まことの光であるキリスト・われらの神をお生みになった方に平安あれ。聖なる童貞女よ、主にわれらのために祈り、とりなしをもってわれらの魂に憐れみを施し、われらの罪をお赦しくださるよう願い求めてください。

聖なる生神女マリアよ、全人類の忠実な執り成し手よ、あなたが御出産になったキリストの御前で、われらのために執り成し、われらの罪の赦しを恵んでいただけるよう願い求めてください。

まことの女王である童貞女よ、汝に平安。われらの種族の誉れよ、汝はインマヌエルをお生みになった。願い求めます、忠実なる執り成し手よ、われらを主イエス・キリストの御前で覚えてくださり、われらの罪をお赦しくださるように。

聖福音の朗読(ヨハネによる福音書 6:15-23)

イエスは人々がきて、自分をとらえて王にしようとしていると知って、ただひとり、また山に退かれた。

夕方になったとき、弟子たちは海べに下り、

舟に乗って海を渡り、向こう岸のカペナウムに行きかけた。すでに暗くなっていたのに、イエスはまだ彼らのところにおいでにならなかった。

その上、強い風が吹いてきて、海は荒れ出した。

四、五十丁こぎ出したとき、イエスが海の上を歩いて舟に近づいてこられるのを見て、彼らは恐れた。

すると、イエスは彼らに言われた、「わたしだ、恐れることはない」。

そこで、彼らは喜んでイエスを舟に迎えようとした。すると舟は、すぐ、彼らが行こうとしていた地に着いた。

その翌日、海の向こう岸に立っていた群衆は、そこに小舟が一そうしかなく、またイエスは弟子たちと一緒に小舟にお乗りにならず、ただ弟子たちだけが船出したのを見た。

しかし、数そうの小舟がテベリヤからきて、主が感謝されたのちパンを人々に食べさせた場所に近づいた。

Tenoo oasht emmok o piekhristos

善き御父と聖霊とともに、キリストよ、あなたを礼拝します。あなたは来られて、わたしたちを救われました。

1. 主よ、敵の用心深さをご存じであり、造り主よ、わたしの弱さもご存じです。ゆえに、今、わたしの魂をあなたの御手にゆだねます。どうか、あなたの善の翼でわたしを覆い、死に至るまで眠り込むことのないようにしてください。あなたの大いなる御言葉によってわたしの目を照らし、あなたの栄光をたたえるために、常にわたしを起こしてください。あなたこそ唯一、善にして人を愛する方です。

栄光は父と子と聖霊に。

2. 主よ、あなたの裁きは畏ろしいものです。人々が押し寄せ、天使たちが立ち並び、書が開かれ、業が明らかにされ、思いが吟味されるとき、罪に絡め取られているわたしの裁きは、いかばかりでしょうか。わたしを囲む火の炎を誰が消すでしょうか。闇を誰が照らしてくれるでしょうか。主よ、あなた以外におられません。人を憐れむあなたよ、わたしを憐れんでください。

今も、いつも、世々に至るまで。アーメン。

3. 生神女よ、あなたに信頼を置くわたしたちは、辱められることなく、救われます。あなたの助けと執り成しを得たので、清く完全な方よ、恐れず、敵を追い払い、散らすことができます。すべてにおいて、わたしたちはあなたの大いなる助けを盾のようにして身を守ります。生神女よ、あなたの執り成しによってわたしたちを救い、深い眠りから起こしてくださるよう、願い求め、叫びます。あなたから肉を受けられた神を力強く崇めることができるように。

Κύριε ἐλέησον キリエ・エレイソン(主よ、憐れみたまえ) 41回

聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな

聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主よ。天と地はあなたの栄光と誉れに満ちています。全能の父なる神よ、われらを憐れみたまえ。至聖三位一体よ、われらを憐れみたまえ。万軍の主なる神よ、われらと共にあれ。われらの艱難と苦難において、あなたのほか助ける者はないからです。

神よ、われらの悪しき業を解き、赦し、見逃したまえ。自ら進んで犯した罪も、不知のうちに犯した罪も、知って犯した罪も、不知に犯した罪も、隠れたるものも、現れたるものも。主よ、あなたの聖なる御名がわれらの上に呼ばれているゆえに、これらすべてを赦したまえ。主よ、あなたの憐れみによって、われらの罪によらずして。

そして、感謝してこう唱えるにふさわしくせしめ給え:「天にまします我らの父よ…」。

赦免

主なる主、主イエス・キリスト、われらの神よ、われらに眠りの安らぎと、からだの憩いと、魂の清さをお与えください。濃い闇のような罪のやみから、われらをお守りください。情欲の動きを鎮め、肉体の熱を消し、からだの騒ぎを取り消してください。目覚めた心、へりくだった思い、徳に満ちた歩み、穢れなき寝床、清い休み所を、われらに恵んでください。

夜の賛歌と早朝の賛歌に起き上がらせ、あなたの掟に堅く立たせ、つねに御さばきの記憶をわが内に保たせてください。夜の間じゅう、あなたの栄光に満ち、麗しい御名を讃美することを、われらに与えてください。あなたの善き御父と、命を与える聖霊とともに、今も、いつも、世々の世々に至るまで。アーメン。

各時の終わりに唱える願い

神よ、われらを憐れみたまえ、さらに憐れみたまえ。あらゆる時、あらゆる刻に、天においても地においても、礼拝され、讃美される、善きキリスト・われらの神よ。忍耐深く、豊かな憐れみと多くの慈しみに満ち、義人を愛し、罪人を憐れむ—その最たる者はわたしです—。あなたは、罪人の死を望まず、むしろ悔い改めて生きることを望まれる方。来るべき良きものの約束のために、すべての人を救いへと招かれる方。

主よ、この時にも、またあらゆる時にも、われらの願いを受け入れてください。われらの歩みを平らにし、あなたの戒めを行うへと導いてください。わたしたちの霊を聖別し、からだを清め、思いを正し、意図を潔め、病を癒し、罪を赦してください。あらゆる悲しみと悪しきこと、心の痛みから、われらを救い出してください。あなたの聖なる天使たちをもって、われらを囲み守り導き、彼らの陣営によって保護され、導かれて、信仰の一致と、感覚を超え限りなきあなたの栄光の知識に至らせてください。あなたは世々に讃美される方です。アーメン。

神よ、感謝してこう唱えるにふさわしくせしめ給え:「天にまします我らの父よ…」。

各時の結び