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TSK · 伝道者の書 11:8

Treasury of Scripture Knowledge references in Bungo.

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我が往て復返ることなきその先に斯あらしめよ 我は暗き地死の蔭の地に往ん

然ど人は死れば消うす 人氣絶なば安に在んや

彼食物は何處にありやと言つつ尋ねありき 黑暗日の備へられて己の側にあるを知る

尊貴なかにありて暁らざる人はほろびうする獣のごとし

我心に謂けらく 愚者の遇ふところの事に我もまた遇ふべければ 我なんぞ智慧のまさる所あらんや 我また心に謂り是も亦空なるのみと

其人の智愚は誰かこれを知らん然るにその人は日の下に我が勞して爲し智慧をこめて爲たる諸の工作を管理るにいたらん是また空なり

神はその心に適ふ人には智慧と知識と喜樂を賜ふ 然れども罪を犯す人には勞苦を賜ひて斂めかつ積ことを爲さしむ 是は其を神の心に適ふ人に與へたまはんためなり 是もまた空にして風を捕ふるがごとし

茲に人あり只獨にして伴侶もなく子もなく兄弟もなし 然るにその勞苦は都て窮なくの目は富に飽ことなし 彼また言ず嗚呼我は誰がために勞するや何とて我は心を樂ませざるやと 是もまた空にして勞力の苦き者なり

人は母の胎より出て來りしごとくにまた裸體にして皈りゆくべし その勞苦によりて得たる者を毫厘も手にとりて携へゆくことを得ざるなり

人の壽命千年に倍するとも福祉を蒙れるにはあらず 皆一所に往くにあらずや

幸福ある日には樂め 禍患ある日には考へよ 神はこの二者をあひ交錯て降したまふ 是は人をしてその後の事を知ることなからしめんためなり

是に於て我喜樂を讃む 其は食飮して樂むよりも好き事は日の下にあらざればなり 人の勞して得る物の中是こそはその日の下にて神にたまはる生命の日の間その身に離れざる者なれ

汝らの神ヱホバに其いまだ暗を起したまはざる先汝らの足のくらき山に躓かざる先に榮光を皈すべし汝ら光明を望まんにヱホバ之を死の蔭に變へ之を昏黑となしたまふにいたらん

ここに王、侍者らに言ふ「その手 足を縛りて外の暗黒に投げいだせ、其處にて哀哭・切齒することあらん」

即ち汝らに曰らく『末の時に嘲る者おこり、己が不 敬虔なる慾に隨ひて歩まん』と。