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六時課
十字架を覚え、キリストに、罪から心を解き放ち世の光とならせてくださるよう願います。
各時の序文
父と子と聖霊のみ名によって
唯一の神、アーメン。
主よ、憐れみたまえ。主よ、憐れみたまえ。主よ、祝福したまえ。アーメン。
栄光は父と子と聖霊に。今も、いつも、世々の世々に至るまで、アーメン。
主の祈り
だから、あなたがたはこう祈りなさい、 天にいますわれらの父よ、 御名があがめられますように。
御国がきますように。 みこころが天に行われるとおり、 地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの食物を、 きょうもお与えください。
わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、 わたしたちの負債をもおゆるしください。
わたしたちを試みに会わせないで、 悪しき者からお救いください。
感謝の祈り
善を造り給う憐れみ深い神、われらの主であり神、救い主イエス・キリストの御父に感謝しよう。主は、わたしたちを覆い守り、助け、保ち、みもとに受け入れ、憐れみ、支え、この時に至らせてくださったからである。さらにまた願い求めよう。この聖なる日と、われらの一生のすべての日を、全き平安のうちに守ってくださるように。万物を統べ治める主なるわが神よ。
主なる神、全能者、われらの主であり神、救い主イエス・キリストの御父よ、わたしたちはすべての場合において、またすべてのことのために、そしてすべての状況にあって、あなたに感謝します。あなたはわたしたちを覆い、助け、守り、みもとに受け入れ、憐れみ、支え、この時に至らせてくださいました。
このために、慈しみ深き人を愛する方よ、あなたの善意により、願い求めます。この聖なる日と、われらの一生のすべての日を、あなたへの畏れをもって、全き平安のうちに全うさせてください。すべての妬み、すべての試み、悪魔のあらゆる業、邪悪な人々の陰謀、見えない敵と見える敵の起こりを、わたしたちから、あなたのすべての民から、このあなたの聖なる場所から、取り去ってください。善く有益なものは、わたしたちに与えてください。あなたは蛇と蠍と敵のあらゆる力を踏み砕く権威を、わたしたちに授けられた方だからです。わたしたちを試みに遭わせず、悪しき者から救い出してください。
あなたの独り子、われらの主であり神、救い主イエス・キリストに属する恵みと慈しみと人への愛によって。彼を通して、あなたに、命を与える聖霊とともに、ふさわしい栄光と尊崇と力と礼拝がささげられます。今も、いつも、世々の世々に至るまで、アーメン。
詩編 50
全能者なる神、主は詔して、 日の出るところから日の入るところまで あまねく地に住む者を召し集められる。
神は麗しさのきわみであるシオンから光を放たれる。
われらの神は来て、もだされない。 み前には焼きつくす火があり、 そのまわりには、はげしい暴風がある。
神はその民をさばくために、 上なる天および地に呼ばわれる、
「いけにえをもってわたしと契約を結んだ わが聖徒をわたしのもとに集めよ」と。
天は神の義をあらわす、 神はみずから、さばきぬしだからである。〔セラ
「わが民よ、聞け、わたしは言う。 イスラエルよ、わたしはあなたにむかって あかしをなす。 わたしは神、あなたの神である。
わたしがあなたを責めるのは、 あなたのいけにえのゆえではない。 あなたの燔祭はいつもわたしの前にある。
わたしはあなたの家から雄牛を取らない。 またあなたのおりから雄やぎを取らない。
林のすべての獣はわたしのもの、 丘の上の千々の家畜もわたしのものである。
わたしは空の鳥をことごとく知っている。 野に動くすべてのものはわたしのものである。
たといわたしは飢えても、あなたに告げない、 世界とその中に満ちるものとは わたしのものだからである。
わたしは雄牛の肉を食べ、 雄やぎの血を飲むだろうか。
感謝のいけにえを神にささげよ。 あなたの誓いをいと高き者に果せ。
悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、 あなたはわたしをあがめるであろう」。
しかし神は悪しき者に言われる、 「あなたはなんの権利があってわたしの定めを述べ、 わたしの契約を口にするのか。
あなたは教を憎み、わたしの言葉を捨て去った。
あなたは盗びとを見ればこれとむつみ、 姦淫を行う者と交わる。
あなたはその口を悪にわたし、 あなたの舌はたばかりを仕組む。
あなたは座してその兄弟をそしり、 自分の母の子をののしる。
あなたがこれらの事をしたのを、わたしが黙っていたので、 あなたはわたしを全く自分とひとしい者と思った。 しかしわたしはあなたを責め、 あなたの目の前にその罪をならべる。
神を忘れる者よ、このことを思え。 さもないとわたしはあなたをかき裂く。 そのときだれも助ける者はないであろう。
感謝のいけにえをささげる者はわたしをあがめる。 自分のおこないを慎む者にはわたしは神の救を示す」。
祈りの開始
祝福された第六時の賛歌を、わが王であり神であるキリストにささげ、わが罪の赦しを願う。
詩編 53
愚かな者は心のうちに「神はない」と言う。 彼らは腐れはて、憎むべき不義をおこなった。 善を行う者はない。
神は天から人の子を見おろして、 賢い者、神を尋ね求める者があるかないかを見られた。
彼らは皆そむき、みなひとしく堕落した。 善を行う者はない、ひとりもない。
悪を行う者は悟りがないのか。 彼らは物食うようにわが民を食らい、 また神を呼ぶことをしない。
彼らは恐るべきことのない時に大いに恐れた。 神はよこしまな者の骨を散らされるからである。 神が彼らを捨てられるので、 彼らは恥をこうむるであろう。
どうか、シオンからイスラエルの救が出るように。 神がその民の繁栄を回復される時、 ヤコブは喜び、イスラエルは楽しむであろう。
詩編 56
神よ、どうかわたしをあわれんでください。 人々がわたしを踏みつけ、 あだする人々がひねもすわたしをしえたげます。
わたしの敵はひねもすわたしを踏みつけ、 誇りたかぶって、わたしと戦う者が多いのです。
わたしが恐れるときは、あなたに寄り頼みます。
わたしは神によって、そのみ言葉をほめたたえます。 わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。 肉なる者はわたしに何をなし得ましょうか。
彼らはひねもすわたしの事を妨害し、 その思いはことごとくわたしにわざわいします。
彼らは共に集まって身をひそめ、 わたしの歩みに目をとめ、 わたしのいのちをうかがい求めます。
神よ、彼らにその罪を報い、 憤りをもってもろもろの民を倒してください。
あなたはわたしのさすらいを数えられました。 わたしの涙をあなたの皮袋にたくわえてください。 これは皆あなたの書に しるされているではありませんか。
わたしが呼び求める日に、わたしの敵は退きます。 これによって神がわたしを守られることを知ります。
わたしは神によってそのみ言葉をほめたたえ、 主によってそのみ言葉をほめたたえます。
わたしは神に信頼するゆえ、恐れることはありません。 人はわたしに何をなし得ましょうか。
神よ、わたしがあなたに立てた誓いは 果さなければなりません。 わたしは感謝の供え物をあなたにささげます。
あなたはわたしの魂を死から救い、 わたしの足を守って倒れることなく、 いのちの光のうちで神の前に わたしを歩ませられたからです。
詩編 60
神よ、あなたはわれらを捨て、 われらを打ち破られました。 あなたは憤られました。 再びわれらをかえしてください。
あなたは国を震わせ、これを裂かれました。 その破れをいやしてください。 国が揺れ動くのです。
あなたはその民に耐えがたい事をさせ、 人をよろめかす酒をわれらに飲ませられました。
あなたは弓の前からのがれた者を再び集めようと あなたを恐れる者のために 一つの旗を立てられました。〔セラ
あなたの愛される者が助けを得るために、 右の手をもって勝利を与え、 われらに答えてください。
神はその聖所で言われた、 「わたしは大いなる喜びをもってシケムを分かち、 スコテの谷を分かち与えよう。
ギレアデはわたしのもの、 マナセもわたしのものである。 エフライムはわたしのかぶと、 ユダはわたしのつえである。
モアブはわたしの足だらい、 エドムにはわたしのくつを投げる。 ペリシテについては、かちどきをあげる」と。
だれがわたしを堅固な町に至らせるでしょうか。 だれがわたしをエドムに導くでしょうか。
神よ、あなたはわれらを捨てられたではありませんか。 神よ、あなたはわれらの軍勢と共に出て行かれません。
われらに助けを与えて、あだにむかわせてください。 人の助けはむなしいのです。
われらは神によって勇ましく働きます。 われらのあだを踏みにじる者は神だからです。
詩編 62
わが魂はもだしてただ神をまつ。 わが救は神から来る。
神こそわが岩、わが救、 わが高きやぐらである。 わたしはいたく動かされることはない。
あなたがたは、いつまで人に押し迫るのか。 あなたがたは皆、傾いた石がきのように、 揺り動くまがきのように人を倒そうとするのか。
彼らは人を尊い地位から落そうとのみはかり、 偽りを喜び、その口では祝福し、 心のうちではのろうのである。〔セラ
わが魂はもだしてただ神をまつ。 わが望みは神から来るからである。
神こそわが岩、わが救、 わが高きやぐらである。 わたしは動かされることはない。
わが救とわが誉とは神にある。 神はわが力の岩、わが避け所である。
民よ、いかなる時にも神に信頼せよ。 そのみ前にあなたがたの心を注ぎ出せ。 神はわれらの避け所である。〔セラ
低い人はむなしく、高い人は偽りである。 彼らをはかりにおけば、彼らは共に息よりも軽い。
あなたがたは、しえたげにたよってはならない。 かすめ奪うことに、むなしい望みをおいてはならない。 富の増し加わるとき、これに心をかけてはならない。
神はひとたび言われた、 わたしはふたたびこれを聞いた、 力は神に属することを。
主よ、いつくしみもまたあなたに属することを。 あなたは人おのおののわざにしたがって 報いられるからである。
詩編 66
全地よ、神にむかって喜び呼ばわれ。
そのみ名の栄光を歌え。 栄えあるさんびをささげよ。
神に告げよ。 「あなたのもろもろのみわざは恐るべきかな。 大いなるみ力によって、あなたの敵はみ前に屈服し、
全地はあなたを拝み、あなたをほめうたい、 み名をほめうたうであろう」と。〔セラ
来て、神のみわざを見よ。 人の子らにむかってなされることは恐るべきかな。
神は海を変えて、かわいた地とされた。 人々は徒歩で川を渡った。 その所でわれらは神を喜んだ。
神は大能をもって、とこしえに統べ治め、 その目はもろもろの国民を監視される。 そむく者はみずからを高くしてはならない。〔セラ
もろもろの民よ、われらの神をほめよ。 神をほめたたえる声を聞えさせよ。
神はわれらを生きながらえさせ、 われらの足のすべるのをゆるされない。
神よ、あなたはわれらを試み、 しろがねを練るように、われらを練られた。
あなたはわれらを網にひきいれ、 われらの腰に重き荷を置き、
人々にわれらの頭の上を乗り越えさせられた。 われらは火の中、水の中を通った。 しかしあなたはわれらを広い所に導き出された。
わたしは燔祭をもってあなたの家に行き、 わたしの誓いをあなたに果します。
これはわたしが悩みにあったとき、 わたしのくちびるの言い出したもの、 わたしの口が約束したものです。
わたしは肥えたものの燔祭を 雄羊のいけにえの煙と共にあなたにささげ、 雄牛と雄やぎとをささげます。〔セラ
すべて神を恐れる者よ、来て聞け。 神がわたしのためになされたことを告げよう。
わたしは声をあげて神に呼ばわり、 わが舌をもって神をあがめた。
もしわたしが心に不義をいだいていたならば、 主はお聞きにならないであろう。
しかし、まことに神はお聞きになり、 わが祈の声にみこころをとめられた。
神はほむべきかな。 神はわが祈をしりぞけず、 そのいつくしみをわたしから取り去られなかった。
詩編 69
神よ、わたしをお救いください。 大水が流れ来て、わたしの首にまで達しました。
わたしは足がかりもない深い泥の中に沈みました。 わたしは深い水に陥り、 大水がわたしの上を流れ過ぎました。
わたしは叫びによって疲れ、わたしののどはかわき、 わたしの目は神を待ちわびて衰えました。
ゆえなく、わたしを憎む者は わたしの頭の毛よりも多く、 偽ってわたしの敵となり、 わたしを滅ぼそうとする者は強いのです。 わたしは盗まなかった物をも 償わなければならないのですか。
神よ、あなたはわたしの愚かなことを 知っておられます。 わたしのもろもろのとがは あなたに隠れることはありません。
万軍の神、主よ、あなたを待ち望む者が わたしの事によって、 はずかしめられることのないようにしてください。 イスラエルの神よ、あなたを求める者が わたしの事によって、 恥を負わせられることのないようにしてください。
わたしはあなたのためにそしりを負い、 恥がわたしの顔をおおったのです。
わたしはわが兄弟には、知らぬ者となり、 わが母の子らには、のけ者となりました。
あなたの家を思う熱心がわたしを食いつくし、 あなたをそしる者のそしりが わたしに及んだからです。
わたしが断食をもってわたしの魂を悩ませば、 かえってそれによってそしりをうけました。
わたしが荒布を衣とすれば、 かえって彼らのことわざとなりました。
わたしは門に座する者の話題となり、 酔いどれの歌となりました。
しかし主よ、わたしはあなたに祈ります。 神よ、恵みの時に、 あなたのいつくしみの豊かなるにより、 わたしにお答えください。
あなたのまことの救により、 わたしを泥の中に沈まぬよう助け出してください。 わたしを憎む者から、 また深い水からわたしを助け出してください。
大水がわたしの上を流れ過ぎることなく、 淵がわたしをのむことなく、 穴がその口をわたしの上に閉じることのないように してください。
主よ、あなたのいつくしみの深きにより、 わたしにお答えください。 あなたのあわれみの豊かなるにより、 わたしを顧みてください。
あなたの顔をしもべに隠さないでください。 わたしは悩んでいるのです。 すみやかにわたしにお答えください。
わたしに近く寄って、わたしをあがない、 わが敵のゆえにわたしをお救いください。
あなたはわたしの受けるそしりと、 恥と、はずかしめとを知っておられます。 わたしのあだは皆あなたの前にあります。
そしりがわたしの心を砕いたので、 わたしは望みを失いました。 わたしは同情する者を求めたけれども、ひとりもなく、 慰める者を求めたけれども、ひとりも見ませんでした。
彼らはわたしの食物に毒を入れ、 わたしのかわいた時に酢を飲ませました。
彼らの前の食卓を網とし、 彼らが犠牲をささげる祭を、わなとしてください。
彼らの目を暗くして見えなくし、 彼らの腰を常に震わせ、
あなたの憤りを彼らの上にそそぎ、 あなたの激しい怒りを彼らに追いつかせてください。
彼らの宿営を荒し、 ひとりもその天幕に住まわせないでください。
彼らはあなたが撃たれた者を迫害し、 あなたが傷つけられた者をさらに苦しめるからです。
彼らに、罰に罰を加え、 あなたの赦免にあずからせないでください。
彼らをいのちの書から消し去って、 義人のうちに記録されることのないように してください。
しかしわたしは悩み苦しんでいます。 神よ、あなたの救が わたしを高い所に置かれますように。
わたしは歌をもって神の名をほめたたえ、 感謝をもって神をあがめます。
これは雄牛または角とひずめのある雄牛にまさって 主を喜ばせるでしょう。
へりくだる者は、これを見て喜べ。 神を求める者よ、あなたがたの心を生きかえらせよ。
主は乏しい者に聞き、 その捕われ人をかろしめられないからである。
天と地は主をほめたたえ、 海とその中に動くあらゆるものは主をほめたたえよ。
神はシオンを救い、 ユダの町々を建て直されるからである。 そのしもべらはそこに住んでこれを所有し、
そのしもべらの子孫はこれを継ぎ、 み名を愛する者はその中に住むであろう。
詩編 83
神よ、沈黙を守らないでください。 神よ、何も言わずに、黙っていないでください。
見よ、あなたの敵は騒ぎたち、 あなたを憎む者は頭をあげました。
彼らはあなたの民にむかって 巧みなはかりごとをめぐらし、 あなたの保護される者にむかって相ともに計ります。
彼らは言います、 「さあ、彼らを断ち滅ぼして国を立てさせず、 イスラエルの名を ふたたび思い出させないようにしよう」。
彼らは心をひとつにして共にはかり、 あなたに逆らって契約を結びます。
すなわちエドムの天幕に住む者とイシマエルびと、 モアブとハガルびと、
ゲバルとアンモンとアマレク、 ペリシテとツロの住民などです。
アッスリヤもまた彼らにくみしました。 彼らはロトの子孫を助けました。〔セラ
あなたがミデアンにされたように、 キション川でシセラとヤビンにされたように、 彼らにしてください。
彼らはエンドルで滅ぼされ、 地のために肥料となりました。
彼らの貴人をオレブとゼエブのように、 そのすべての君たちを ゼバとザルムンナのようにしてください。
彼らは言いました、「われらは神の牧場を獲て、 われらの所有にしよう」と。
わが神よ、彼らを巻きあげられるちりのように、 風の前のもみがらのようにしてください。
林を焼く火のように、 山を燃やす炎のように、
あなたのはやてをもって彼らを追い、 つむじかぜをもって彼らを恐れさせてください。
彼らの顔に恥を満たしてください。 主よ、そうすれば彼らはあなたの名を求めるでしょう。
彼らをとこしえに恥じ恐れさせ、 あわて惑って滅びうせさせてください。
主という名をおもちになるあなたのみ、 全地をしろしめすいと高き者であることを 彼らに知らせてください。
詩編 84
万軍の主よ、 あなたのすまいはいかに麗しいことでしょう。
わが魂は絶えいるばかりに主の大庭を慕い、 わが心とわが身は生ける神にむかって喜び歌います。
すずめがすみかを得、 つばめがそのひなをいれる巣を得るように、 万軍の主、わが王、わが神よ、 あなたの祭壇のかたわらに わがすまいを得させてください。
あなたの家に住み、 常にあなたをほめたたえる人はさいわいです。〔セラ
その力があなたにあり、 その心がシオンの大路にある人はさいわいです。
彼らはバカの谷を通っても、 そこを泉のある所とします。 また前の雨は池をもってそこをおおいます。
彼らは力から力に進み、 シオンにおいて神々の神にまみえるでしょう。
万軍の神、主よ、わが祈をおききください。 ヤコブの神よ、耳を傾けてください。〔セラ
神よ、われらの盾をみそなわし、 あなたの油そそがれた者の顔をかえりみてください。
あなたの大庭にいる一日は、 よそにいる千日にもまさるのです。 わたしは悪の天幕にいるよりは、 むしろ、わが神の家の門守となることを願います。
主なる神は日です、盾です。 主は恵みと誉とを与え、 直く歩む者に良い物を拒まれることはありません。
万軍の主よ、あなたに信頼する人はさいわいです。
詩編 85
主よ、あなたはみ国にめぐみを示し、 ヤコブの繁栄を回復されました。
あなたはその民の不義をゆるし、 彼らの罪をことごとくおおわれました。〔セラ
あなたはすべての怒りを捨て、 激しい憤りを遠ざけられました。
われらの救の神よ、われらを回復し、 われらに対するあなたの憤りをおやめください。
あなたはとこしえにわれらを怒り、 よろずよまで、あなたの怒りを延ばされるのですか。
あなたの民が、あなたによって喜びを得るため、 われらを再び生かされないのですか。
主よ、あなたのいつくしみをわれらに示し、 あなたの救をわれらに与えてください。
わたしは主なる神の語られることを聞きましょう。 主はその民、その聖徒、 ならびにその心を主に向ける者に、 平和を語られるからです。
まことに、その救は神を恐れる者に近く、 その栄光はわれらの国にとどまるでしょう。
いつくしみと、まこととは共に会い、 義と平和とは互に口づけし、
まことは地からはえ、 義は天から見おろすでしょう。
主が良い物を与えられるので、 われらの国はその産物を出し、
義は主のみ前に行き、 その足跡を道とするでしょう。
詩編 86
主よ、あなたの耳を傾けて、わたしにお答えください。 わたしは苦しみかつ乏しいからです。
わたしのいのちをお守りください。 わたしは神を敬う者だからです。 あなたに信頼するあなたのしもべをお救いください。 あなたはわたしの神です。
主よ、わたしをあわれんでください。 わたしはひねもすあなたに呼ばわります。
あなたのしもべの魂を喜ばせてください。 主よ、わが魂はあなたを仰ぎ望みます。
主よ、あなたは恵みふかく、寛容であって、 あなたに呼ばわるすべての者に いつくしみを豊かに施されます。
主よ、わたしの祈に耳を傾け、 わたしの願いの声をお聞きください。
わたしの悩みの日にわたしはあなたに呼ばわります。 あなたはわたしに答えられるからです。
主よ、もろもろの神のうちにあなたに等しい者はなく、 また、あなたのみわざに等しいものはありません。
主よ、あなたが造られたすべての国民は あなたの前に来て、伏し拝み、 み名をあがめるでしょう。
あなたは大いなる神で、くすしきみわざをなされます。 ただあなたのみ、神でいらせられます。
主よ、あなたの道をわたしに教えてください。 わたしはあなたの真理に歩みます。 心をひとつにしてみ名を恐れさせてください。
わが神、主よ、わたしは心をつくしてあなたに感謝し、 とこしえに、み名をあがめるでしょう。
わたしに示されたあなたのいつくしみは大きく、 わが魂を陰府の深い所から助け出されたからです。
神よ、高ぶる者はわたしに逆らって起り、 荒ぶる者の群れはわたしのいのちを求め、 彼らは自分の前にあなたを置くことをしません。
しかし主よ、あなたはあわれみと恵みに富み、 怒りをおそくし、いつくしみと、まこととに 豊かな神でいらせられます。
わたしをかえりみ、わたしをあわれみ、 あなたのしもべにみ力を与え、 あなたのはしための子をお救いください。
わたしに、あなたの恵みのしるしを あらわしてください。 そうすれば、わたしを憎む者どもは わたしを見て恥じるでしょう。 主よ、あなたはわたしを助け、 わたしを慰められたからです。
詩編 90
主よ、あなたは世々われらのすみかで いらせられる。
山がまだ生れず、 あなたがまだ地と世界とを造られなかったとき、 とこしえからとこしえまで、 あなたは神でいらせられる。
あなたは人をちりに帰らせて言われます、 「人の子よ、帰れ」と。
あなたの目の前には千年も 過ぎ去ればきのうのごとく、 夜の間のひと時のようです。
あなたは人を大水のように流れ去らせられます。 彼らはひと夜の夢のごとく、 あしたにもえでる青草のようです。
あしたにもえでて、栄えるが、 夕べには、しおれて枯れるのです。
われらはあなたの怒りによって消えうせ、 あなたの憤りによって滅び去るのです。
あなたはわれらの不義をみ前におき、 われらの隠れた罪をみ顔の光のなかにおかれました。
われらのすべての日は、 あなたの怒りによって過ぎ去り、 われらの年の尽きるのは、ひと息のようです。
われらのよわいは七十年にすぎません。 あるいは健やかであっても八十年でしょう。 しかしその一生はただ、ほねおりと悩みであって、 その過ぎゆくことは速く、われらは飛び去るのです。
だれがあなたの怒りの力を知るでしょうか。 だれがあなたをおそれる恐れにしたがって あなたの憤りを知るでしょうか。
われらにおのが日を数えることを教えて、 知恵の心を得させてください。
主よ、み心を変えてください。 いつまでお怒りになるのですか。 あなたのしもべをあわれんでください。
あしたに、あなたのいつくしみをもって われらを飽き足らせ、 世を終るまで喜び楽しませてください。
あなたがわれらを苦しめられた多くの日と、 われらが災にあった多くの年とに比べて、 われらを楽しませてください。
あなたのみわざを、あなたのしもべらに、 あなたの栄光を、その子らにあらわしてください。
われらの神、主の恵みを、われらの上にくだし、 われらの手のわざを、われらの上に 栄えさせてください。 われらの手のわざを栄えさせてください。
詩編 92
いと高き者よ、主に感謝し、 み名をほめたたえるのは、よいことです。
あしたに、あなたのいつくしみをあらわし、 夜な夜な、あなたのまことをあらわすために、
十弦の楽器と立琴を用い、 琴のたえなる調べを用いるのは、よいことです。
主よ、あなたはみわざをもって わたしを楽しませられました。 わたしはあなたのみ手のわざを喜び歌います。
主よ、あなたのみわざは いかに大いなることでしょう。 あなたのもろもろの思いは、いとも深く、
鈍い者は知ることができず、 愚かな者はこれを悟ることができません。
たとい、悪しき者は草のようにもえいで、 不義を行う者はことごとく栄えても、 彼らはとこしえに滅びに定められているのです。
しかし、主よ、あなたはとこしえに 高き所にいらせられます。
主よ、あなたの敵、あなたの敵は滅び、 不義を行う者はことごとく散らされるでしょう。
しかし、あなたはわたしの角を 野牛の角のように高くあげ、 新しい油をわたしに注がれました。
わたしの目はわが敵の没落を見、 わたしの耳はわたしを攻める悪者どもの 破滅を聞きました。
正しい者はなつめやしの木のように栄え、 レバノンの香柏のように育ちます。
彼らは主の家に植えられ、 われらの神の大庭に栄えます。
彼らは年老いてなお実を結び、 いつも生気に満ち、青々として、
主の正しいことを示すでしょう。 主はわが岩です。 主には少しの不義もありません。
聖福音の朗読(マタイによる福音書 5:1-16)
イエスはこの群衆を見て、山に登り、座につかれると、弟子たちがみもとに近寄ってきた。
そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて言われた。
「こころの貧しい人たちは、さいわいである、 天国は彼らのものである。
悲しんでいる人たちは、さいわいである、 彼らは慰められるであろう。
柔和な人たちは、さいわいである、 彼らは地を受けつぐであろう。
義に飢えかわいている人たちは、さいわいである、 彼らは飽き足りるようになるであろう。
あわれみ深い人たちは、さいわいである、 彼らはあわれみを受けるであろう。
心の清い人たちは、さいわいである、 彼らは神を見るであろう。
平和をつくり出す人たちは、さいわいである、 彼らは神の子と呼ばれるであろう。
義のために迫害されてきた人たちは、 さいわいである、 天国は彼らのものである。
わたしのために人々があなたがたをののしり、また迫害し、あなたがたに対し偽って様々の悪口を言う時には、あなたがたは、さいわいである。
喜び、よろこべ、天においてあなたがたの受ける報いは大きい。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。
あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか。もはや、なんの役にも立たず、ただ外に捨てられて、人々にふみつけられるだけである。
あなたがたは、世の光である。山の上にある町は隠れることができない。
また、あかりをつけて、それを枡の下におく者はいない。むしろ燭台の上において、家の中のすべてのものを照させるのである。
そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かし、そして、人々があなたがたのよいおこないを見て、天にいますあなたがたの父をあがめるようにしなさい。
Tenoo oasht emmok o piekhristos nem pekyot en aghathos nem pi epnevma ethowab je akee ak soati emmon nai nan
善き御父と聖霊とともに、キリストよ、あなたを礼拝します。あなたは来られて、わたしたちを救われました。
1. 六日・第六時に、わたしたちの父アダムが楽園で敢えて犯した罪のために、十字架に釘づけにされた方よ、キリスト・わたしたちの神よ、わたしたちの罪の証文を破り、わたしたちを救ってください。主に叫ぶと、主はわたしに答えられた。神よ、わたしの祈りを聞き、願いを退けないでください。夕べ、朝、真昼にもわたしに耳を傾け、わたしの言葉を申し上げると、主はわたしの声を聞き、わたしの魂を平安に救い出されます。
栄光は父と子と聖霊に。
2. わたしたちの神イエス・キリストよ、あなたは第六時に十字架に釘づけられ、木によって罪を滅ぼされました。あなたの御手で造られ、罪のうちに死んでいた人を、あなたの死によって生かされました。あなたの癒し、命を与えるご受難と、あなたを打ちつけた釘によって、わたしたちの痛みを死なせてください。地上的な業と世の欲の無思慮から、あなたの天の掟の記憶へと、わたしたちの思いを救い出してください。あなたの憐れみにより。
今も、いつも、世々に至るまで。アーメン。
3. 多くの罪のため、わたしたちには好意も、弁明も、義とされることもありません。ですから、あなたを産んだ方により頼み、生神女・童女よ、あなたを通してお生まれになった方に懇願します。あなたの執り成しは豊かで、受け入れられるからです。清い御母よ、あなたが産んだ方への執り成しから罪人を退けないでください。主は憐れみ深く、わたしたちを救う力を持っておられます。わたしたちを解放するために苦しみを受けられたからです。あなたの憐れみが速やかにわたしたちに及びますように。わたしたちはひどく低くされているからです。神よ、わたしたちの救い主よ、御名の栄光のために助けてください。主よ、わたしたちを救い、あなたの聖なる御名のゆえに、わたしたちの罪をお赦しください。
今も、いつも、世々に至るまで。アーメン。
4. キリスト・わたしたちの神よ、あなたは地のすべての只中で救いを成し遂げられました。十字架上であなたの聖なる御手を伸ばされたからです。それゆえ、すべての国々は叫びます、「主よ、栄光あれ」。
栄光は父と子と聖霊に。
5. 善き方よ、あなたの朽ちることのない御身を礼拝し、キリスト・わたしたちの神よ、わたしたちの罪の赦しを願います。あなたはみ旨により、十字架に高く挙げられることを良しとされ、あなたが造られた者たちを、敵の束縛から解放するためでした。世を助けるために来られ、すべてを喜びで満たされた救い主よ、あなたに叫び、感謝します。主よ、栄光あれ。
今も、いつも、世々に至るまで。アーメン。
6. 恵みに満ちた方、生神女・童女よ、あなたを讃えます。あなたの御子の十字架によって、ハデスは倒れ、死は廃されました。わたしたちは死んでいましたが、甦らされ、永遠のいのちにふさわしい者とされ、最初の楽園の喜びを得ました。ゆえに、感謝して、不死なるキリスト・わたしたちの神を崇めます。
その後、祈る者は祈る:
主よ、わたしたちの祈りを聞き、わたしたちを憐れみ、わたしたちの罪をお赦しください。アーメン。
(主よ、憐れみたまえ)41回
赦免
全能の王、われらの主であり神、救い主イエス・キリストの御父よ、われらは感謝し、あなたを崇めます。あなたは、あなたの独り子の受難の時を、慰めと祈りの時としてくださいました。われらの願いを受け入れ、われらに対して書き記されていた罪の証文を拭い去ってください。あなたは、あなたの独り子、われらの主、われらの魂の救い主イエス・キリストの十字架によって、この聖なる時にそれを裂かれ、敵のすべての力を打ち壊されました。
神よ、輝かしい時、非の打ちどころのない歩み、静かな生涯を、与えてください。あなたの礼拝すべき聖なる御名を喜ばせ、あなたの独り子、われらの主イエス・キリストの恐るべき正しい審判の座の前に、罪に定められることなく立つことができ、すべての聖人たちとともにあなたを讃美できますように。はじめなき父、あなたに等しき御子、命を与える聖霊よ、今も、いつも、世々の世々に至るまで。アーメン。
各時の終わりに唱える願い
神よ、われらを憐れみたまえ、さらに憐れみたまえ。あらゆる時、あらゆる刻に、天においても地においても、礼拝され、讃美される、善きキリスト・われらの神よ。忍耐深く、豊かな憐れみと多くの慈しみに満ち、義人を愛し、罪人を憐れむ—その最たる者はわたしです—。あなたは、罪人の死を望まず、むしろ悔い改めて生きることを望まれる方。来るべき良きものの約束のために、すべての人を救いへと招かれる方。
主よ、この時にも、またあらゆる時にも、われらの願いを受け入れてください。われらの歩みを平らにし、あなたの戒めを行うへと導いてください。わたしたちの霊を聖別し、からだを清め、思いを正し、意図を潔め、病を癒し、罪を赦してください。あらゆる悲しみと悪しきこと、心の痛みから、われらを救い出してください。あなたの聖なる天使たちをもって、われらを囲み守り導き、彼らの陣営によって保護され、導かれて、信仰の一致と、感覚を超え限りなきあなたの栄光の知識に至らせてください。あなたは世々に讃美される方です。アーメン。
神よ、感謝してこう唱えるにふさわしくせしめ給え:「天にまします我らの父よ…」。